剛欲異聞のサントラ「強欲な獣のムジカ」について無限に語る東方厨

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東方Project

こんにちは、東方厨おじさんのひきこもりたいともです。

強欲な獣のムジカのサントラが各種サブスク入り(僕はAmazonのMusicUnlimitedを使ってます。初回なら無料期間がありますよ)したので、それについて色々とダラダラと語っていきます。

 

とりあえずサムネとタイトルにある「無限」はさすがに盛っていることを先にお詫びしておきます。言うても2万文字くらい。

しかし、興味もないキモオタの語りを聴く時間たるや体感では無限に等しいということで何卒よろしくお願い申し上げます。

 

とも
とも

……なにをよろしくしたんだ?

 

前置き

と、いうわけで、サントラ聞きながらダラダラダラダラと自由に語っていきます。

普通に好きじゃないところは好きじゃないって言ったりしてるので、べた褒め文章を読みたい人は気を付けて下さいね! 多分どうでもいい語り65:好き30:嫌い5くらいです。

 

横道にそれ続けるところとかも多々ありますが、そこらへんもご愛敬ということで、東方厨の語りをひたすら眺めて頂けると嬉しいです。

そもそも音楽の感想なんていうのは「音が鳴ってる」以上の事実が存在せず、すべては人間と言うフィルターを通した実在しない感情という妄想であるが故に逆に自由に語らざるを得ない性質を持ちます。

と、予防線を貼っておいて。

 

CD聞いてる時って案外暇かと思うんですが、その時間にでも読んで貰えれば嬉しいなぁ。

いや、この素晴らしい強欲な獣のムジカというCDに耳を傾けることに集中して欲しいですが、それはそれとして(?)。

 

えっと、そこそこ文句を言ったりしてる雰囲気はありますが、まずziki_7さんが担当で良かったということを先にお伝えしておきます。

深秘録の他のアレンジャーだと多分、終わってた。うにさんを除いてちゃんとした東方(ゲーム)のBGM作れるのって、この人くらいじゃないかなぁ。いや、他アレンジャーの批判とかじゃなくて、「東方(ゲーム)」のBGMを作る能力があるかどうかという話で。

 

どういうことかというと、深秘録とかのアレンジ聞いた時に感じたのが「皆、曲は作れるけど、これゲーソンじゃないよね」ということ。(まぁゲーソンを作れという指示ではないでしょうから、そうなってしかるべきだとは思いますが)

たとえばARMさんとか憑依華のラストオカルティズムのアレンジも嫌いじゃありませんでしたし、「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」とかウルトラ神曲つくれますし、ヒステリックソーダとかも好きでしたし、IOSYSらしい曲でいうなら有頂天マゾヒスティックとかも相当好きな東方アレンジだったりします(東方泡沫天獄はネタ抜きで名盤だと思います。月から降るアンセムとかマジでウルトラ神曲だし~と、これも語れば記事ができてしまう……)し、最近だとロスワの祭月夜とかも天才の仕業かと思ったんですが(いや、実際真面目に凄い方だと思います)、じゃあ「東方(ゲーム)のBGMを作れるか?」……作ってる想像が1ミリもできません。いや、こんだけ多彩な曲を作れるから作れば作れると思うんですが、才能の方角が違う。と、思う。いや相当信頼感あるので、実際やる事なさそうですが東方(ゲーム)のBGM作りをしたらしたで素晴らしい曲を書くでしょうし、手のひら返しそうですが。それはそれとして、今のCDを聴き終えたあとのziki_7さんに対する信頼感を含めると「これ以上の素晴らしい東方Projectらしい曲はどうだろうなぁ」という感じです。

ほかにたとえばゴッツー(Kou Ogata)さんも東方のアイリッシュアレンジで伝説的な存在です。オーエンで鮮烈デビューした当時の僕は間違いなく原曲厨だったのに(今も大概ですが)「このアレンジはすげぇ……」って一時期狂ったかのように聞いていたレベルです。でも同じくじゃあ「東方のゲームのBGMを作れるか?」と聞いた時……いや、厳密に言うなら割と作れる方のアレンジャーかとは思いますが「剛欲異聞に合う曲を作れるか?」と聞かれた時、難しい気がします。今後西部劇風のRPGが生まれるとしたら最高のアレンジャーですが。なんだか口笛が聞こえて来そうですね。

 

と、まぁ、そういう意味で、(冷静に見ると結果論というか聞いた感想としてにはなっちゃいますが)ziki_7さんが作って良かったなぁ、と。

全体的にちゃんとしたアレンジなんです。ちゃんとしたというのは「音楽的に」と「BGM的に」と「東方アレンジとして」ですね。つまり剛欲異聞のVGMとしてという意味です。

いや、ZUN曲がちゃんとしてないとか、うにさんのアレンジがちゃんとしてないってわけじゃなくて。ziki_7さんのアレンジがちゃんとしすぎてる。

いやうそ、ZUN曲はあんまりちゃんとしてない(笑)

 

とも
とも

でもそこがしゅきなの♡

 

それはまぁ一旦置いといて。(追々各曲感想で語る)

 

で、もう一度言いますが「剛欲異聞っぽい曲」として、素晴らしいデキでした。

聞いていくうちに曲が「剛欲異聞っぽくなった」のかもしれませんが。因果関係は難しいですよね。うにさんの曲が「東方っぽくなった」のか、そもそも曲が「東方っぽいのか」の順序は客観的な音楽の判断基準がない以上、よくわかんないですね。いや言ってることがよくわかんないですね。

 

あ、もうご理解頂けたかと思いますが、僕は音楽的な知識がほぼゼロのただの消費者なので、具体的にどこがどうでっていうのはあんまり語れないですし、ここから無限に語っていく部分でも終始「良かったよ!」とか「あんまりよくなかったよ!」「なんとなく気持ちよかった!」「なんとなく気持ち悪かった!」以上の事はしゃべって無いです。

 

いや、でも、とにかく、よかったよ! ってことです。

 

とも
とも

強欲な獣のムジカ、よかったよ! まじで!

 

よかったんです。

 

とも
とも

まじで、強欲な獣のムジカ、よかったよ!!!

 

すでに前置きからして2000文字近い。

これから一体どうなってしまうんだ。

 

ziki_7さんの好きな曲ランキングトップ3

と、いうわけで、とりあえずみんな大好きランキングです。

日本人の好きな物ランキング1位は「ランキング」とか言いますよね!

ぼくも好き。みんなも「剛欲異聞のziki_7さんアレンジ最高ランキング」作ってコメントしてね!

 

強欲な獣のメメントと、有機体全てのメメントは原曲厨なので、もう、ありがとうございますしか言えないので、ziki_7さんの曲でトップ3をちょろっと語ります。

 

1位:不朽の曼珠沙華

とも
とも

うちのめされた。

別に曲を作ったりしてるわけでもないただの消費者ですが「ぐわあああああああやられたあああああ」となにかとてつもない物に押しつぶされたかのような衝撃を受けました。

神アレンジが過ぎる。聞いていて魂が喜ぶ。

原曲も生きていて、アレンジも活きていて、剛欲異聞感も完璧で、もう、最高。

アコーディオンをちょろっと使ってるところが最高なんよ(9秒くらいからの)。マジで気持ちいい。

 

いや、何もかも最高なんだけど。最高しか言えないくらい最高。

この曲のすばらしさに「素晴らしいよ!!!」って言うためにこの記事書いた説すらある。

 

2位:水没した沈愁地獄(Arrange Version)

とも
とも

顧客の本当に必要だったもの。

 

今後一生これを超える「水没した沈愁地獄」のアレンジは生まれないだろう、という感動がある。

おかしいことを喋るような気はしますが、「水没した沈愁地獄のメロディはこうアレンジというか演奏されたかったんだな」っていう、妙な納得感がある。音色がパーフェクト。

このサントラを取っても色々な曲で水没した沈愁地獄のメインメロディが使われているわけですが、その中でも飛びぬけて聞いていて染みます。

 

3位:旧地獄街道を行く

とも
とも

聞いてて楽しくなれる。

ウルトラ良アレンジ。

最初2秒でスッっと曲の世界になだれ込む感じほんと好き。あとベース好き。

「旧地獄の温泉街ってこんな感じで楽しく愉快なんだろうなぁ~」ってすぐ理解できる。BGM的にもアレンジとしても曲としてもレベル高い。

楽し気な幻想郷、東方世界をストレートに感じられるほんと良いアレンジです。

 

というわけで、CDを買おう!

曲の個別感想は後述のディスク毎の感想でダラダラ喋りまくるとして、この3曲は本当に素晴らしかった。

マージでこの3曲聞くためにでもCD買って欲しい。っていうかサブスクにはよ入れてくれ!  記事書いてる3月頭時点ではAmazon売り切れで紹介しづらい!

 

とも
とも

……って書いて記事を放置してたらサブスク入りした!

 

 

この素晴らしいアルバムを、今なら、CDを買わず誰でも聞けちゃう!

AmazonMusicUnlimited今ならなんと3か月無料っぽいですよ!

初回限定だと思われる + 普段は1か月無料っぽいのが、3月16日現在3か月無料です。

普通に東方アレンジ死ぬほど入ってますし、原曲も聞ける神サブスクです。

 

聞いてみて、僕のトップ3と一致する人は72時間耐久東方原曲語りしましょう。

 

曲以外のこのCDなんかに対して思うところ

とりあえず曲単体以外のところを色々語っていきます。

 

強欲な獣のムジカを聴いてziki_7さんに思う事

ZUNさんの曲って、ちゃんとしてない所が魅力の一つだと思うんですよね。それはもう「音楽」というか「ZUN曲」というか「東方Projectを構成する1要素であるなにか」って言うのが個人的にしっくりくる。ちゃんとしてないのも含めて東方という世界観を埋めるピースのひとつになっていて、それが曲のすばらしさというか、此処にしかない良さってのを生んでる。

「東方と言えばZUNさんの曲だよね」っていうのは間違いなく他で味わえない体験だからでしょう。いい意味でちゃんとしてない曲ってのを含めてね。

 

で! そこからziki_7さんの素晴らしさが導き出されます。

よくあるアレンジャーだと「ちゃんとしてない所」をちゃんとさせてしまい、つまらない音楽になっちまうんですよね。まぁ音楽的にはその方が大衆ウケはいいんでしょうが、個人的にはつまんない。大衆ウケする曲を聴きたいなら素直に大衆向け音楽を聴きますから。わざわざ東方アレンジとか言うニッチ分野で聞くことはない。

で、で! ziki_7さんのこの剛欲異聞でのアレンジは「ちゃんとしてるのに聞いていて驚きを感じる聞きごたえのあるアレンジになってる」というところが素晴らしい。剛欲異聞という作品に、きっちり寄せてきて、寄せた結果がめちゃくちゃちゃんとした東方アレンジVGMになってるんですよ。

 

多分「東方アレンジ」を作ることも「BGM」を作ることも「VGM」を作ることも単独ならできる人って沢山いると思うんですが、それを高いレベルで合成できる人ってほんとに貴重だと思います。

めちゃくちゃ「ちゃんとしてるなぁ~」っていうのがziki_7さんに対する印象です。

 

ジャケットなど見た目について

ジャケットの石油やタイトルがツルっとした加工されてるの、目を引くよねぇ。尤魔ちゃんの悪い表情すこ。ゲームだと「ゲッハッハ!」ってなんか豪快に笑いそうな表情してるけど、このジャケットの「ニヤリ」みたいな表情と強敵感ほんと好き。

っていうか僕はTOKIAMEさん結構好きなんですよ!

千年戦争アイギス(ソシャゲ)のプレイヤーで、TOKIAMEさんが書いたキャラ実装した時「求聞史紀で書いてた東方の人やん!!!!」って喜んだの僕だけじゃないでしょうか。

で!!! なんと!!! 求聞史紀でフランちゃんを書いたりしていたあのTOKIAMEさんが原作のフランちゃんをまた書くことになるとは!!!! クゥー泣ける!!!

 

で、話戻りますが、ジャケットの尤魔ちゃんほんと邪悪な笑みで好きだよって話でした。

あとCDに印刷されてるそれぞれ違う表情で楽しそうなフランちゃんと尤魔いいよね。

 

ブックレットの中身について

ZUNさんパート

なんかこう直接的に現在の環境問題的な物を語るの、神主にしては珍しくない?

と、思ったけど、憑依華のCDでもそこそこ喋ってましたね。

それ以前のやつはどうでもいいことしかしゃべって無かった気がする^^ パチュリーに縞があるって言ってるのはZUNさんだけ。

 

ziki_7さんパート

せやな

……聞いてる側からすると、結局全部曲の感想に終始するので、後程曲の感想という本文で語りつくします。

でもうにさんとかZUNさんに比べるとすっごいちゃんとしてる感は文章から伝わる。曲からも伝わる。

うにさんってだいたい「文章書かなかったらもう一曲書ける」「タイトルが似てるから関連作品かと思ったら違った」しかしゃべって無くてウケるんですよね。しゅき♡

その点ziki_7さんはマジでしっかりしてる。

 

ZUNペットについて

神器でありつつ、使い手を選ぶ。

と、剛欲異聞の曲を聴いていて思いました。

ziki_7さんはZUNペットが手に馴染んでない雰囲気がありましたね。

多分ロングブラスターみたいな。打って直接当てられるなら無敵。でも外すと弱い。みたいな。

呪われた装備感ありますよね。「東方風」を聴いていて、音源でZUNペットを使っている人にもこの感想は抱きがちです。なんなんでしょうねこれ。そう思い込んでるだけなのか?

 

ちなみに「大地の底、剛欲の海」がZUNさんらしくないZUNペットの使い方なんですが、一番ZUNペットがしっくり来てる気がしました。

怪しい雰囲気に揺れるトランペット音がしっくり。

 

ちなみに後述しますが、ZUNペット使ってない疑惑もある。いや、多分使ってるんだけど、敢えてあんまりZUNペットZUNペットさせてないというか。そんな気がする曲がある。

 

「ZUNが創る東方世界」のひとつとしてZUNペットが大きな役割を担っていると思うんですが、ziki_7さんはそこはあんまりうまく無かったかなぁ、という印象です。

うにさんとかも「これよこれ!!!!!」って使い方をしてましたし。まぁ前の話にも戻りますが、うにさんが使ったZUNペットが東方っぽく感じられるようになってしまったのか、うにさんが使うZUNペットが本当に東方にあっているのかはもはや判断が付きません。

この理屈で言うと、他のCD同様あと50時間くらい聞いたら案外「いや、これも東方のそれだ」と馴染むかもしれません。

 

話しがそれました。

逆に言うとそれ以外の楽器でちゃんと東方世界を描けていたとは思います。「あんまり東方っぽくない(ZUN曲では当然ないし、今までの格ゲー作品ともまた違う)けど、ちゃんと東方世界は伝わってくる」という不思議な感覚。

うにさんとかは神主風ではないもののダイレクトに東方感伝わってくるんですけどね。人気のある場所とかほんと東方感あふれてて好き。

 

うにさんの風を感じるところ

多分結構うにさんを意識してると感じました。そこそこ楽器構成が。トライアングルとか。バイオリンとか。アコーディオンとか。

音楽を作る人がZUN風以外で東方世界を描こうとするとそうなるのか? というか普通に一般的すぎる楽器だからどうしても被るのか?

そこらへんはよくわかりませんが、ふんわりうにさんを感じました。

 

また話が逸れますが、うにさんと神主は僕にとって神なんですよね。

うにさん「音楽ラフ作ったで」

神主「ほいオープンザ砕月w」

ワイ「グワアアアア!」

みたいなこと無限にされてる。絶対にゆるさん。愛してる♡(詳しくは外來韋編の弐を読もう!)

 

 

いや、っていうか、外來韋編でziki_7さんに9600ページくらいにわたってインタビューしねぇの? っていうか早く外來韋編出せよ! いや出すな! あのZUNさんが関わったところが10%くらいしか存在しない雑誌マジでコスパ悪いんだよ! 誤字もゴリゴリにあるし!(ワイのブログに誤字が無いとは言ってない) いやでも読みたいんよ! 東方厨なので!

また話が逸れましたね。

そう、うにさん風のお話です。

いや、だって、最初に剛欲異聞のPV見た(聴いた)時、皆さん「うにさん深秘録っぽい曲また作っとるw」と思いませんでした?

「あれ、うにさんなんか音源変えた?」みたいな。「いやでもこんなギター使うか??? こんなトランペットの使い方するか???」みたいな。

 

まぁ僕の耳か頭かあるいは両方が狂っている可能性が非常に高いですが、どことなくうにさんの風を感じましたね。20週ぐらい聞いて、もう「これがziki_7さんの曲だ」と脳が認識してからはそこまで感じなくなりましたが。

いや、でも、封じられた妖怪とか、魔法少女達の百年祭とかうにさんっぽくないですか!!??(食い下がる)

そう感じるように敢えて作ってるんですかね? だとしたらちゃんとうにさんに寄せるというかうにさんを思わせる曲を作れるziki_7さんはただもんじゃねぇって話になってきますが。

 

ziki_7さんの剛欲異聞以前の曲の印象

まずziki_7さんを認識したのは深秘録です。

原曲厨であるところ僕が! 月まで(届け不死の煙)厨であるところの僕が!

あの月までのアレンジに無限に文句を言ってきた(言ってない)僕が!

「いや、言うて、これ良アレンジでは?」と思える、割ととてっつもないアレンジャーさんというのが初めての印象でした。

 

で、改めて調べてみると、全然聞いたことありました。

想月綺曲集、森羅、花詠束の3枚です(また話が逸れますがうにさんが好きなら花詠束の風神少女をぜひ聞いて欲しい。緋想天の風神少女のFullverみたいな感じでいいですよ)

でも「ziki_7さん」としては認識していなかった。CDの中の一人、というくらい。

改めて聞くと、なるほど、ちゃんとしてる。

装飾戦 ~ Decoration Battleの前半とか剛欲異聞感がモリモリです。

いや~、そう考えると剛欲異聞っぽいアレンジャーさんを海原海豚さんが見つけてきたってことなのかなぁ。

まぁそれは置いといて。

 

公式ページをみて「ziki_7」という名前を見つけて、「月まで」の良アレンジ作った人じゃん! これは期待!

みたいな感じでしたね。

 

で、期待すると大概「そうでもなかった……」ってなるのが僕なんですが、ziki_7さんはいい意味でそれを裏切ってくれました。

 

Disc1の感想

さて、ここからが本題のようなそれです。本題に入るまで長すぎ疑惑ありますね。脳が発する言葉が赴くままに打ちまくってるので、そうなる。もはやだれも読んでないのでは。

 

無限に音楽に「ここがよかった」「ここがあんまりだった」「ここを聴いてこう思った」とか語りまくったり曲の話をしているかと思えば原曲の話をしたり東方の話をしたりする地獄です。地獄にようこそ。

 

水没した沈愁地獄

このカッケー緊張感あるイントロからだとZUNペットが合わない。でもカッコイイ。とか思ってたけど、CD後半のアレンジを聞いてから戻ってくると「いやぁ、とは言え、東方はZUNペットだよなぁ」になる。でもこの曲にはやっぱりZUNペットは……詳しくは後述。

ここのバランス死ぬほど難しそう。

あとメロディからフランちゃんの伏線って言ってた人、凄すぎ。まさかでしょ。

いやでも改めて聞くと秒針の音が「過去を刻む”時計”」から膨らんできたとも考えられるのでは(激しく妄想)。

あ、あといつものフレーズが弱く弱くほんの少ししか使われてないのはやはり「剛欲『異聞』」だからでしょうかね。

 

魔法使いの憂鬱

この曲のアレンジは珍しい。気怠さがマシマシの良アレンジ。ちゃんとしてる。ちゃんと水と湧き出る粘性の高い液体(石油)っぽさあって良い。

ゲーム音楽を聴いていると、そこそこ作品世界に引き込む曲ってのがあります。例えば今まで衝撃を受けた曲の一つに世界樹4のウロビトとの会話曲があったりします。積み重なった歴史、静かに動き続ける時の流れを感じるような一曲です。

 

で、それに近い! 「あぁ、剛欲異聞の世界観はそういう感じなのね」ってのがもう曲聞いたらなるほど感ある。

ここまで納得感のあるしっとりをやってくれる! しかもそれがあの「魔法使いの憂鬱」! 「この人は只者ではない」と感じました。

 

恋色マスタースパーク

キレのいいイントロ、キレのいいバイオリン、跳ねるようなピアノ。可愛い。でも33秒からの「ダッダッダッ」がなんか安易で好きじゃない。そこ以外は概ね好き。

これから意味わからんことを喋ります。いい意味で60点のアレンジ! 原曲が完璧なので、110点の曲が60点だったら実質50点くらいに感じるんですが、ちゃんと60点に感じる60点なんですよね。つまり70点???

そこそこの原曲好きに「恋色マスタースパークの良インストアレンジ教えて」って言われたらかなり進めやすいタイプのそれ。

 

少女綺想曲

イントロから原曲の「パッパッパッパッパ」の吹き飛ばすような勢いが死んでて「終わったァ……(絶望)」ってなるけど、そのあとから良アレンジ。26秒からのピアノ部分のがっつりカット、展開を考えられてて「ちゃんとしてるなぁ」って思う。いや、でも、ほんと、26秒までの音源の違いによる勢いの消失を除けばかなり良いアレンジ。

イントロだけなんでほんとこうなったんだろう。もともとの曲があまりにも完璧過ぎる。うみょーん、パァン、パッパッパッパッパッ「はい6580554682204点」ってなりません? なるよね。それを殺した。

いや、パッパッは同じメロディなんだけど、「デッデッデッデッデッデ」になって信じられないほど気持ち悪くなってる…なぜこうなってしまったのか、本当に苦しい気持ちになる。

んでもaメロ入ってからは滅茶苦茶良いアレンジなんですけどね。いや真面目に「この曲のメロディは元の音源で完璧かと思ってたんだけど、こう、バイオリンとかそういうのでも、悪くないなあ」って思える。

安易にバイオリンつかったりすると「それは使いたいだけだろ」みたいになるんですが、ちゃんと収まってる。

石油異変としてはありなアレンジなのかなあ。もうそれにとらわれることすら霊夢にはありえないというフランちゃんなみの霊夢厄介オタクのイメージなのかなあこれ。

あとループで「デッデッデッデッデ」を聞かなくて済むのも良い所。いやイントロさえ存在しなければ何度でも聞きたい良アレンジなんだけど。兎に角「デッデッデッデッデ」が気持ち悪い。

 

暗闇の風穴

いや、ほんと重たい空気を感じられて、めちゃくちゃちゃんとしたアレンジ。50秒くらいの裏で鳴るピアノが美しくて好き。原曲の冷たい風を感じつつも落ちて行くような疾走感は全て失われてるけど、代わりに得るものがありすぎるアレンジ。

ちゃんとしてる。地底の会話曲としてこれ以上ないくらいちゃんとしてる。

 

万年置き傘にご注意を

ちょっとポワポワしたイントロで戦闘感薄いけど、それはそれで小傘ちゃんっぽい気もする。気のせいかも。ピアノがはっきりしてて水を得た傘感出てる(???)1:40くらいからのループ手前の緩め具合がうまい。めっちゃちゃんとしてる。

んだけど、原曲から正直イマイチ魅力がわからない曲。原曲厨としては珍しく。

原曲で言うとサビの寂しげだけど開放感のある感じとか良いと思うんだけど、魂に響く曲じゃない。なんか今思うとわりと最近の原曲風な原曲な気がしてきてる。ちゃんと2ボスしてる2ボス。

まぁアレンジの話に戻りますが、この曲もちゃんとしてる。

 

封じられた妖怪

うにさん感ある。

ノリノリでかわいいアレンジ、結構好き。17秒からの「タタタタッ!」好き。

でもシタールの「ビャーン」が剛欲異聞感出てて、ちゃんとしてる。

余談だけど「シタール」が頭に出てこなくて「シミター」って検索して「??????」ってなってた。あほ。

 

「ビャーン 楽器」で調べてシタール速攻出てきてGoogleニキ有能すぎでは?てなってた。余談が過ぎる。

いや、これ良いアレンジです。

だいたい僕はアレンジを聴いた時「原曲にない余計なフレーズを入れやがって!!!!!!!!!」とキレるんですが、この曲の1:20くらいからのオリジナルフレーズは良い感じですよ。ほんとに。

 

旧地獄街道を行く

めちゃくちゃしっかりしたアレンジ。

イントロで勢いつけてメロディに入って、メロディの気持ちよさがしっかり活きてるし、元々あるお祭り感をさらに増幅するようなアレンジで、だいぶ好き(初見)。かなり好き(3周目くらい)。いやもしかして素晴らしいのでは(4週目)。めちゃくちゃいいアレンジなのでは!!??(5周目) ウルトラ良アレンジだなぁ~!(??周目) 神アレンジが過ぎる……(???周目)

33秒くらいからのメロディ、もうちょい気持ちよくなって下さい(強欲)(剛欲異聞だけに)

ザザッとイントロ削って正解! あんたはエライ! 無難でちゃんとしたアレンジかと思うけど、温泉街の楽しげな雰囲気がどストレートに伝わって来る名アレンジ。

ベースが好き。これほんと良アレンジ。聞いて楽しくなれる。

 

華のさかづき大江山

↑の道中が良すぎた故に苦しい。いや悪くないとは思うけど……うーん。なんかごちゃごちゃしてる感が。

1:18くらいからのように、最初から素直にメロディを出して(14秒からとか裏メロ?をメインで拾っててなんだか気持ちよくない……)、原曲厨を気持ちよくしてほしかった。

 

御柱の墓場

イントロが水気たっぷりで気持ちよく無くて、でもそれが背景にあってて、ちゃんとしてる。まぁ、嫌いではないアレンジ。1分くらいからのピアノがよい。しっとり綺麗。原曲はスピード感あったけど、これはかなりしっとり。

聞いてて思ったけど、御柱の墓場って調理の難しそうな曲だなぁ。

 

神さびた古戦場

うううううううううん……うううん…………ゲーム的なバランスを考えて、ちゃんとしてると思う。んだけど、原曲の良さも活きてないし、アレンジとしてもイマイチ。

原曲が結構好きなんだけど(多分個人的原曲ランキング作ったら100位以内に入りそう。300曲くらい好きな曲が多分あるので上位30%近いってことね)、なんで好きかって、なんやかんやで神らしい荘厳さというのかなぁ、神々しさ、壮大さ、威光、カリスマ、歴史……それを示す言葉は正確に思いつかないんだけど、そういう原曲を聴いた時に感じられたものが全然ない。

2分過ぎあたりから1番気持ちよくなるはずなんだけど、なんかうすらぼやけて全然ZUNペットのつき抜ける感じもないし……うーん。

 

……っていうか今更だけど、ZUNペットZUNペット言ってるけど(厳密に言うならSD-90のRomantic tp)、ZUNペット使って無くない?

水没した沈愁地獄でっぽいなぁって思ったからそこからZUNペットって言ってたけど、この曲で聞くとなんか音が曇ってる気がする。原曲の突き抜けた感じがない。

そういう加工してるだけか(原曲のちゃんとしてない音楽っぷり(ZUNさんがとりあえずトランペットパァーっとぶっ飛ばしておけば気持ちええやろ! 音のバランスとか気持ちよさには勝てん! みたいな思考が見えなくはない)を考慮するとこう、ちょっと曇らせぎみに加工したほうが他の普通の楽器との調和は取れるような気はする)、ZUNペットっぽく別な音源を加工してるのか、僕の耳と頭がおかしいのか。なんにもわからん! でもなんか違う気がする!

んでもとりあえずここから先も便宜上ZUNペットと言っとく。

 

キャプテンムラサ

こういうイントロから原曲重視なのは原曲厨として嫌いなはずもない。と言ってもキーが高い? なんか軽く感じる。

最初のドラムがいいよね。まぁ普通にありがちな奴だけども(フィルインっていうのか? 曲の最初だとフィルインって言わない?)。幽霊客船原曲リスペクト?(これは多分気のせい)

 

結構素直にメロディを追ってるziki_7さんとしては珍しいアレンジな気がする。ピアノが綺麗で好き。なんだけど、なんだけど、なんか悪い意味で軽い気がする。嫌いではないけど、そこまで好きではないかな。悪くはない。

 

業火マントル

いやぁ、すっごいちゃんとしたアレンジ。

灼熱地獄感出てるし、強敵感も出てる(ゲーム内での戦闘においてうにゅほが強敵だとは言ってない)。

1分までの重苦しさからのバイオリンとピアノの優雅なアレンジへの移行はめちゃくちゃ印象強い。お嬢様感ある。いい意味でどうしてこうなった。でも良アレンジ。普通に好き。

……っていうかゲーム中ここまで聞かねえよなぁ。普通にサントラ聞いてからこのフレーズあることに気付いた。いやぁ、良いアレンジだなぁ。

 

霊知の太陽信仰

1分10秒くらいのエネルギー溢れる感じ好きなんだけど、そこ以外は、うーん。ZUNペットがかみ合ってない感じが凄い。個人的に好きじゃないアレンジ。

でも原曲を大きく崩してない良アレンジだとは思う。

 

Disc2の感想

不朽の曼珠沙華

とも
とも

ぐわあああああああああ!!!

やられたっ!!!(???)

良アレンジ!!!!! 素晴らしい!!!!!! めっちゃ好き!!!! アコーディオンの使い方が完璧すぎる!!!!!  他の部分も超良アレンジ。ちょっとまてこれほんと凄い!

原曲も生きてるし、アレンジも活きてる。剛欲異聞風(?)アレンジが、マッチしすぎ。ありがとうございます。

打ちのめされたわこれ最初聞いた時。音楽って、やっぱり、良いよなぁ。ほんとこういう体験することが生きるってことだよなぁ。

この曲1曲だけでもうziki_7さんに剛欲異聞に関わって貰えたことを土下座感謝するレベル。ありがてぇ~。

原曲はなんとなく冷たい印象を受けたんだけど、このアレンジはティンホイッスル?の音色がメインで温かさと懐かしさがあるんだよなぁ。染みるぅ~。

ウルトラスーパー神アレンジ。どこを切り取っても素晴らしい。

 

いや、普段から原曲厨なのってるのであんまり大きな声では言えませんが、6拍子がこの曲のあるべき姿だったんでは? という気持ちすら湧いてくる。

あの、ほんと原曲厨なので、あんまり好きじゃない原曲でも、やっぱりどんなアレンジでも「原曲を超えることはないな」ってのが今まで曲に抱く感想でした。

体感50点くらいの曲だとしても、51点以上になることはなかった。

仮にアレンジが100点だとしたら、原曲は100点以上。それが原曲厨にとっての原曲です。

 

それに音楽ジャンルの中で「東方(もう少し一般的に言えばゲーム音楽=VGM)」というジャンルを最も好んで聞いているので、仮に大好きなエレクトロスウィングやハウスアレンジ、ケルト風アレンジという「ジャンルアレンジ」をされたとしてもそもそも超えられない壁が「ゲーム音楽ジャンル」として立ちはだかるような感じですね。わけわかんないこと言ってますね。気にせず進めます。

 

と、まぁ、原曲100点に対して、100点以上のアレンジは存在しないというのが今まで15年東方厨をしてきた感想なわけですよ。

んですが、仮に原曲が80点だとすると、このアレンジは普通に100点。

マージでびっくりしました。

最高のアレンジ。この曲だけ300ループくらいしてる。

 

 

セラフィックチキン

なるほど、悪くない。ちゃんとセラチキだ。でも……うーん……不朽の曼珠沙華聞いちゃうと満足できんよなぁ。

アレンジとしてはもう、ちゃんとちゃんとしてます。ちゃんとしてる。別に悪いところはないです。

 

今宵は飄逸なエゴイスト

うーん、こうなったかぁ。

明確に好きな所とイマイチな所が分かれる。

ピアノがメインで使われてるところは大体好き。でも、好きじゃない所も「強欲」感がめちゃくちゃ出ていて(ほんと今更だけど、アラブ音楽っぽい楽器編成なのか? 音楽の勉強をしたことがないからさっぱりよ)、ゲームとしては良いアレンジだと思う。ちゃんとしてる。

あとZUNペット使ってないかもとか神さびた古戦場の時喋ってたけど、これはZUNペットにしか聞こえないんだよなぁ。なんで神さびた古戦場はあんなZUNペットっぽく聞こえないんだ?

 

魔法少女達の百年祭

ちゃんとしてるなぁ。かわいいいたずらっ子な魔女感ありあり。

レイトンVS逆転裁判にサラッと入ってても気づかなそう。ハープシコードすこすこのすこ。

サビ入るまで言われないと原曲気づかない。サビの違和感が凄い。いやでもこのサビのクサさを限界まで頑張って調理した感じわかる。

原曲の話になるけど、西洋風でもないしお嬢様感もないし、なんなんだろうねあの曲。中華感しか感じない。大好きだけど。わけわからんだろあの曲。いやわけわかる原曲もそんなに多くない気もするんだけど。

で、それを、こう、お嬢様で、西洋風にちゃんとしてるのは凄い。ちゃんとしてる。マジでうまいことやったなぁ。良アレンジ。

 

U.Nオーエンは彼女なのか

悪くないアレンジ。イントロの不穏感好き。ンッチーンッチーっていうハイハット入るところ好き。

わけわからん拍子もあり、多分スルメ曲。キャッチーな原曲を敢えて捻った感。だいたいこう変にひねると原曲の良さが台無しになるんだけど、割とうまい事やってると思う。ただそれで魅力が増してるかと聞かれると、どうでしょうね。うーん。

 

大地の底、剛欲の海

割と好き。めちゃくちゃちゃんとしてる。ZUNペット使ってるものの、東方感が良い意味でない。でもこのCD内でZUNペットの使い方が一番上手い気がする。曲の雰囲気と合ってるというか。

「ピチャッ、ピチャッ」という効果音が幻聴で聞こえて来ますよね。

 

強欲な獣のメメント

アンノウンX感ある。っていうか、ziki_7さんのちゃんとした曲聞いたあとだと、マジでちゃんとしてない! ゲームのこと考えてないクソ長イントロ! 好き勝手暴れさせるドラム! わけわからん使い方してるギター! でもメロディが魂に直接響く! 熱く暗く激しく! これがZUNさんよ!

とも
とも

ああああああああああ最高~~~~。生きてる~~~。

まぁ、虹龍洞の時も思ったけど、昔(十何年前)に比べるとメインメロディが主張しすぎないで、結構「BGM」に近づいてるよなぁ。でも失われてない酒臭さ。あとループすると味が出て来るのは、流石の神主。いや、これほんと結構色々な曲で思うんだけど、無限ループさせる所謂ゲーム音楽つくるのほんとめちゃくちゃ天才的じゃない? いやもう他の所もありとあらゆるところが天才というかもう世界で一番好きでもう好きとかを超越したほんと神のような存在なんだけど、そういうのはいったん置いといて音楽の話をすると、その、周回のすばらしさは割と上げたくなるポイント。

最初に聞いたイントロと2周目で聞くイントロで違う印象を与えて、でもそれに納得感があり、そう聞いた上でまた最初から聞いたら1周目のイントロが「まぁ、でも、2周目と同じはずなんだけど、たしかに1周目のイントロとしてふさわしい」みたいに感じる。なんだろうねこれ?

 

有機体全てのメメント ~Memory of Fossil Energy

熱い。熱い! 熱い!!!!

ゆっくり発進をしらないアクセルがぶっ壊れたイントロ。アホアホドラム。よくわからんけど気持ちいいベース。ところどころよくわからんギター。そしてやはり耳をつんざくようなZUNペット、これがたまらないんですねぇ(じゅるり)

脳を破壊し魂を震わせ耳を壊す。これよこれ。これなんです!!! たまんねぇ~。あとギターがそこそこ曲に馴染んでませんか? なんか今までの曲だと結構ギターが浮いてると感じる曲があったんですが、この曲はかなり曲に合ってる感じがします。

強欲な獣のメメントと合体して初めて完成する感ある。1:33からのZUNペットすこすこダイナマイツ。

ここまでちゃんと「第一形態、第二形態」みたいな変化の仕方するZUN曲って今まであったか? いや、第二形態になるZUN曲はそこそこあるけど、こう、ちゃんと「同じ曲っぽい作りだけど盛り上がってますよ」を演出出来てる曲というか。

いや、だって、2曲とも8分超えとか(1ループ4分ってことね)今まで無くない?

幼心地の有頂天とかはそうだったけどここまでちゃんとしてなかった気がする。まぁあっちとかは第二形態じゃなくてラストスペルか。いや、っていうか、そう考えると、今までラストスペルしか存在しなかったわけで、明確な第二形態ってむしろ初?

 

仄かに色々な曲のエッセンスを感じる。んだけど、新しいんだよなぁ。とはいえ、やっぱりメロディは随一の気持ちよさ。神。

 

天理人欲

ちゃんとエピローグしててエライ。まぁ、でも、エピローグは既存シリーズでもだいたいちゃんとエピローグしてた気もする。みんなえらい。

 

東方剛欲異聞

毎回こうゲームタイトルを冠した曲を聴くとなんやかんや「あぁ、素晴らしい東方体験をありがとう~~;;」ってなる。

エンディング最高なんだよなぁ~~~~~。マジで。

毎度毎度毎度毎度エンディングを聴くと大団円感に「ふわああああ;; ありがとう~~~~;; 東方と出会えてよかったあああ~~~;; 人生に喜びをありがとう~~~~;;」ってなる。

いや、この感動は言葉ではとてもとてもとてもとても言い表せない。

だからこそゲームをプレイし、音楽を聴くんですよね。

 

東方厨で、東方と出会えて、本当に良かったと感じます。

 

強欲な獣のメメント(アレンジ)

あらZUNの手を離れて、ずいぶんあか抜けて! いま風~。(シンセウェーブとかエレクトロとかっていうのかな?)かっこいい! きもち~。

46秒からのバァン! テーッ、テッテッテッーッの音の歯切れが良くてめちゃくちゃ気持ちいい。ベースも、うーん、最高。

 

旧作っぽいFM音源がゴリゴリ前面に出てくるところ、シビれる。

2:26から遺都シンジュク感を感じるのは多分脳内の引き出しが少なく直列だから。その意識に切り替わると、他のFM音源ゲーソンが脳に連鎖的に出現してきて、ふわっと安井洋介さん感も出てくるぅ~(2;10あたりの感じがそれ)。

だれでもFM音源を使ったらそうなるもんなんですかね。ちょっとワカンナイ。

 

そして神主が創るメロディがやっぱりいいなあああああと腹の底からアレンジされてわかるんだよなぁ。これ、なんなんでしょうね? マジでZUNさんほどにここまで惚れこんだ作曲者が存在しないので、わからんのですよ(というかそもそも「アレンジされる曲」がまず少ない)

そこまで沢山アレンジを聴きまくってるわけではないんですが、どんな東方アレンジでも神主のメロディを聴けるだけで「あああああああいいなああああああ原曲のメロディィィ」ってなるの、なんなんだろうなぁ。いやアレンジが大したことないとか言いたいわけじゃなくて、もう、ぶっちぎってメロディのエネルギーが半端なくて、どこに混ぜても輝くんですよね。これほんとうのほんとうにとんでもない事だと思ってます。

そしてその輝きを殺すアレンジもあれば、活かすアレンジもあるわけです。

で、このアレンジでは間違いなく活きてる! 活かしてる! 良アレンジですよ。

 

水没した沈愁地獄(アレンジ)

ちゃんとしすぎでは? ただのオシャレなインスト。いい意味で。

今作のメインメロディがもともとなんか東方臭くないからよりそう思う。

とはいえそれを考慮してか、こちらのアレンジにはちゃんとはっきりいつものフレーズを入れてたりで、東方的な空気を出そうとしているのは非常にわかる(タイトル画面の方ではいつものフレーズはかなり控えめにちょろっと入れてるだけだった。まぁそれこそが異聞である証拠だとも思うけど)。

というかそうしないとちゃんとしすぎてるし、東方感が出てこない。んでも、やっぱりどこを切り取ってもちゃんとしてる。FM音源の使い方が上手いんだよなぁ。ちゃんとしたFM音源アレンジが聴いてみたい。安井洋介さんの緑眼のジェラシーのアレンジみたいなの作ってくれる人、もっと現れて欲しいんだよなぁ。それをziki_7さんに求めるのはまた違うかもしれないけど。

 

~なんやかんや20周くらい聞いて~

ダラダラ記事を書きすぎて、書き始めから2か月くらい経っちゃった気がするんですが、その間もちょこちょこ聞いてました。

んで、もう、「水没した沈愁地獄」のこれ以上のアレンジとか今後生まれようがないでしょ。という着地。

音が美しくまとまりすぎ。

この「水没した沈愁地獄」のメロディ、こうアレンジされたかったんだなぁってのを聞くたびに感じる。

いや、やっぱり、disc1のこの曲でもうっすら感じてたけど、ZUNペットは合わない。東方感は増すけど、このメロディはZUNペットじゃない気がする。特に4分32秒からのメロディを聴いてしまうと。

僕はZUNペット厨であり東方と言えばZUNペットってイメージもあるし実際そのつもりで東方曲は聞いてるけど、「水没した沈愁地獄」にはZUNペット使わないほうが音楽として良いと感じる。

 

CDのいっちばん最後の曲としても納得感しかない。

改めてziki_7さんがこのゲームのサウンドに関わったことに感謝したい。

 

とも
とも

「ありがとう」しか言う言葉が思い浮かばねぇ~

 

いや、ほんと、文句もところどころ言ってきましたが、それはそれとして、素晴らしいCDでした。

 

まとめ

語りつくした感あります。なんやかんや言いましたが、素晴らしいCDでした。

出来るだけたくさんの人に聞いて欲しいです。

Amazonで聞けるのほんと、良い時代になったなぁ。と、15年目くらいの東方厨は思うわけです。

 

改めて、本当に良い作曲者さんを起用したように思います。

たそふろのゲームとしては、うにさんの新曲を聞きたいが過ぎたけど。結果的にはziki_7さんも素晴らしい曲を作ったなぁ。それはそれとしてうにさんのオリジナルの会話曲や戦闘曲もマジでまた聞きたい。

 

なんだろうなぁ。ziki_7さんは例えるならアンサガの曲を聴いて、ロマサガを求めたらイトケンじゃなきゃだめだけど、いやでもそれはそれとして浜渦さんって素晴らしい作曲家だなぁ……みたいな感じの印象です。

うにさんの東方曲を求めてしまうとちょっと毛色が違ったけど、それはそれとして別の輝く魅力を持っているって感じですね。

それが結果東方らしかったかが本当にわかるのは、また別な誰かが東方の原作曲を担当しないとわからないわけですが。

いや、でも「素晴らしいCDも含めた東方体験だった」ということは多分ブレません。

 

いやほんと不朽の曼珠沙華神アレンジ過ぎんか? マジで。聞こうね!

 

 

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サムネの尤魔ちゃん(邪悪でいい表情だなぁ)

https://www.pixiv.net/artworks/94106291

dairiさん

 

コメント(承認制のため反映まで時間がかかります)

  1. ままま より:

    どこからか流れ着いてきました
    ほんと神曲だらけですよね~~~

    第二形態な曲というと少女幻葬とネクロファンタジアとかはどうでしょう
    追加アレンジと言えば風神少女の書籍版なんか好きです
    今回の獣王園でも過去作のアレンジがまた来て・・・早苗の曲名詐欺はあれでしたが(どっちもいいんですけど!)
    まだこの記事しか読んでないのでどこかでそれぞれ感想があるかもしれませんがこれから訪問していきます

    • ひきこもりたいとも ひきこもりたいとも より:

      まままさん、どこかからいらっしゃいませこんにちは。コメントありがとうございます。

      ゆかりん曲が藍しゃま曲の第ニ形態という考え方はなかったです。言われてみると確かに同じフレーズを使ってより力強く禍々しくなっているという点で、その発想はかなり近いものがありますね。
      そして風神少女! あの追加フレーズのピアノは最高です! わかります!!!

      そして言われて気が付きました。あれは「少女が見た日本の原風景」ですね。
      全体的に獣王園らしいというかイマドキらしいちゃんとしたアレンジが聞けて割と満足度高いです。曲の好みとしては原曲の方が好きなやつが個人的には多いですが、「新作でアレンジが聞けた」という価値があります。

      ほんとうにこういう誰の役にも経たないような独り言感想記事にコメント貰えるとめちゃくちゃ嬉しいです。
      よければ他の記事をご覧いただき、もしなにか思うことがあったらお気軽にコメントいただけるとまた反応させていただきます。

      余談ですが、曲に対する感想はまだほとんどなく更新も未定ですが、獣王園の感想文に関しても「note」というプラットフォームで書いているので、ご興味ありましたらご覧頂ければ幸いです。
      【東方獣王園クリア後の感想とか考察という名の妄想とか独り言とか】
      https://note.com/hikitomori/n/na94a7c1e2f33

      こういう感想記事で東方仲間を見つけることはブログを更新していて最も嬉しい瞬間の一つです。
      改めて、コメントありがとうございました。

  2. 匿名 より:

    最近の方に獣王園の記事がないな~と思ったらnoteにあったのですね!誘導ありがとうございます!
    ちやりのCPUをも圧殺するヤバいEXはヤバいですよねとりあえず3万文字曲記事を楽しみにしております(黄泉の道と無礙光を無限ループして聞きながら)

    ネクロ系統はそれぞれ秘封アレンジもあったり最近の曲にもフレーズが入ってきたり色々おいしいです
    信仰は儚き人間の為に も聞きたかったですけど原風景もいいのでまあヨシ!って感じです
    実は今回の妖々跋扈もWho done it(Phantasm版)ではなく「妖々跋扈」のみのEX版ぽいという・・・

    自分も割と原曲厨側になるかと思いますので各記事楽しく読ませていただきます~

    • ひきこもりたいとも ひきこもりたいとも より:

      改めて(…で、よいですかね。前コメントの続きであり、お名前変えたと仮定します)コメントありがとうございます!

      「憑坐は夢と現の間に」はさることながら、「秘匿されたフォーシーズンズ」あたりも意識されている疑惑はよく言われますよね。
      二軒目の神主いわく「混ざっちゃうの♡」とのことでしたが、幻想郷の賢者特有的なモチーフを持っているとしたら、逆に「藍しゃまは次世代の賢者」という妄想なども捗ります。

      (早苗さんの曲に対して)ヨシ! ですね。付け加えるなら早苗さんの新テーマが聞きたかったところではありますが。

      そして言われて気が付きました(ニ回目)。Who done itじゃないですねこれ。
      ストーリーをプレイ中に曲も曲名も出てこないのと、早苗さんもそうですが「藍しゃまの道中のアレンジ」という先入観があって真面目にタイトルを見ていなかったのが露呈しました。
      もともとそっちの曲にするつもりだったがなんらかの事情で急遽差し替えたか、単純に神主のミスか。
      ファンタズムの中ボスとして出てきてたので「who done it」をテーマ曲とするのは無くはない説もありますが、どちらにせよ曲がただの妖々跋扈のアレンジになっているのは「タイトルのミス」か「曲のミス」かなんらかの意図があるのか、気になるところですね。

      いやぁ、原曲厨仲間が居て喜ばしい限りです。
      (正直自分が書きたいことを書いているがメインで)楽しませることは二の次ではあるんですが、逆に言うとそれでも他者(僕)の感想を読んで楽しんで頂ける原曲厨にある種のあるあるネタというか、共感ネタとして楽しく読んで頂けるのであれば筆者冥利に尽きます。

      ウラバナシ的ではありますが、「どの場で何を書くか」というのは悩ましい問題でして、筆者として「どこで書けば読者さんの目に一番入るか?」という実験も兼ねてnoteで書いたり書かなかったりしています。
      そういうのも含めX/Twitter(@hikitomori)では雑談も多いですがそういったどこで何を更新したかなど報告したりするので、よければご活用下さい。

      というわけで改めてコメントありがとうございました。東方を楽しむことはライフワークと化しているので、ペースは遅いかもしれませんが今後も色々投稿・更新予定です。
      引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。

  3. 霜月レイ より:

     X(Twitter)よりこんばんわ。霜月です。

     剛欲異聞に限らず「全世界の東方ファン(東方厨)は黄昏曲を聴いてもっと推せ!」と常々思います。『砕月』はよく取り上げられるものの、それ以外の良曲もたくさんあるぞ!(CD版『東方萃夢想』なんて『砕月』のフレーズもあるのに……)
     ziki氏の曲ですが、東方らしさもありつつ、ZUN氏やうに氏よりもしっかりゲームミュージックになっているのが私の好きな点です。ライナーノーツにもありましたが、まさにFMのゲームミュージックという印象。FMで鳴らしたかったんだろうなあと曲中からひしひしと感じます(というか一部曲のベース音だけはFM音源を使っている気が)。

     以下、記事に対する反応的ななにかです。私の原曲解像度が低くても許してください。また剛欲異聞自体は例大祭で頒布された体験版しかやれていません(やる気はあります)。

    ▼ゲーソンじゃない
     私もそう思います。もちろん聴いてて楽しいのですが、いざ格ゲー(広義)対戦BGMとなると若干合わない曲もありました。
    (私の愛するビートまりお氏の『狂気の瞳』は音ゲーには合いますが、格ゲー向きかと言われると同氏のファンであっても疑問に思います。ゴッツーさんにしても、会話曲ならともかく戦闘曲となると合いませんね)

    ▼CDを買え
     本当に同意。物理的なジャケットのデザインも好き。あとは追加分の『秘神マターラ』をどっかで入れてくれれば……

    ▼zikiさんに思うこと
     私もアレンジを一応やっている身なので、【「ちゃんとしてない所」をちゃんとさせてしまい、つまらない音楽になっちまう】は自分でも痛感しており耳が痛いです。「俺のアレンジ最高! なんだけど原曲と比べるとうーん……」と自分でも感じてしまいます。原曲が神なので当たり前ですが。

    ▼TOKIAMEさん
     私も大好き! 初めて立ち絵を見たときは飛び跳ねまわったような……

    ▼ZUNさん
     真面目なZUN。酒が足りないのでは?

    ▼zikiさん
     もはやライナーノーツはふざける場所という認識でした。でもうにさんの「タイトルが似てるから関連作品かと思った」からこそ『君はあの影を見たか』という最高なOPが生まれたわけで……(個人的に「全人類ノ天楽録」にて厨性能と言った結果、天則でうどんげがあんなんになってしまった恨みはあります)

    ▼ZUNペット
     私はあまり気にならなかったです(というかZUNペットを神聖視するところに自分はいない?)。でも「とりあえず東方風ならZUNペット(トランペット)鳴らしとけ」な風潮は私も思うところがあります。
     うに曲の記事でも触れられている『塵界不変のペシミズム』や『地の色は黄色』が、私の東方感あると思ううに曲です。

    ▼うに風
     結局剛欲異聞完成後に外來韋編は出ず、先日ではものは市場3作特集でしたし。勿体ない! こういうところでNKZ氏やziki氏のインタビューをして貰わないと……

    ▼剛欲異聞風
     深秘録の『月まで届け、不死の煙』や花詠束の『FESTIVE』は言われてみたら剛欲曲っぽいですが、言われなきゃ同じ人が作ったとは思えませんよ。

    ▼花詠束の風神少女
     そう!そう!最高!私は緋想天が最初だったので、この曲を聞いたとき「緋想天と一緒だ!」って感じました。「花詠束」は名盤なのでみんな買おう!(再販の可能性が皆無なのが惜しい)

    ▼水没した沈愁地獄・魔法使いの憂鬱
     わ!か!る!(ただしZUNペットは合うと思っています)

    ▼恋色マスタースパーク
     異議あり! 33秒からの容易な「ダッダッダッ」、これがいいんじゃないですか! ライブのように次のサビ前のメロディで「オーッハイッ オーッハイッ」とやりたくなりますが、その前準備的なフレーズで体が入る感じがします。つまりボス戦の楽しさがある曲じゃないでしょうか! 私だったら90点つけます(黄昏の恋色アレンジだと非『恋色マジック』は200点、深『恋色マスタースパーク』は60点)。

    ▼少女綺想曲
     これも異議あり! 最初のイントロこれがいいんじゃないですか! 確かに原曲のあの全力投球な入りに比べたら評価は下がりますが、これはこれでだんだん盛り上がる良い曲ではないでしょうか?

    ▼暗闇の風穴
     わ!か!る! まさに「洞窟いいね」といいたくなるような曲です。

    ▼万年置き傘にご注意を
     原曲の気持ちいいくらいの伸びっぷりの地底版になっていて良いアレンジではないでしょうか。……いやでもZUNペットの気持ちよさがちょっと削られているかも……? 

    ▼封じられた妖怪
     わ!か!る! 最初のアコーディオンっぽい音色の選択からしてうにさんっぽい。緋『ブクレシュティの人形師』っぽい?
     オリジナルフレーズについては、そもそもそれ自体に私が割と(原曲の良さを活かす方面であれば)肯定派なのでノーコメで。

    ▼旧地獄街道を行く
     CDを最初に聞いたときはこれが一番好きでした。今でも好きかも。この曲のアレンジでは一番正解ではないでしょうか。33秒位からのFMピアノ(?)、完全同意です。

    ▼華のさかづき大江山
     紅『上海紅茶館』の1分09秒みたいないきなり主旋律に曲のメインフレーズが入り込んでいる形が私好きなんです。気持ちよくないとされている部分、言いたいことも分かりますが私は気持ちよくて好きです。

    ▼御柱の墓場
     わ!か!る! ラスボス前の勇ましさっぷりは全く消えたものの、原曲のメロディ活かしてていいですよね。こういうのに弱いんだ〜

    ▼神さびた古戦場
     異議あり! 原曲の楽しさが現れてて良いアレンジだと思います! 音源がZUNペットかはさておき、原曲のトランペット要素もあって良い曲!

     で、ZUNペットか否か。確かにZUNペットと言われればZUNペットではないような気もするし、ZUNペットのような気もします。個人的にはZUNペットにフィルターとかEQいじってるだけと予想(音源自体はZUNペット)。

    ▼キャプテン・ムラサ
     フィルインはいいぞ。船の陽気さも出てていいぞ。

    ▼業火マントル
     言われなきゃこの曲だと気づかないものの、よく聴けば最初からメロディがきちんと流れているという。急に優雅になるのもこれはこれで不気味さ・おどろおどろしさがあって好きです。

    ▼霊知の太陽信仰
     異議あり!……とはいえ半分くらいは分かります。確かにAメロとかはシンセベタベタですし、1分10秒以降のシンセとトランペットのデュエットは噛み合ってません。でも流石にサビ(50秒〜)のZUNペットは合ってませんか!? 正直これが無ければ太陽信仰ではないのでは……
     非想天則版サビの音色がキラキラ過ぎて微解釈違いなので、黄昏アレンジだったらこっちのほうが好き。原曲はまさにSTGの大ボス曲の印象、こっちはまさにアクションゲームの大ボス曲の印象。

    ▼不朽の曼珠沙華・セラフィックチキン
     私の原曲解像度がとても足りないのでスルー。

    ▼今宵は飄逸なエゴイスト
     こーれーはー原曲のホリズムリバー感が無くなっちゃったので個人的には(良い曲ではあるんですが)賛否両論です。これはこれで面白いんですが……でも「エゴイスト」っぽさはある……うーん……

    ▼魔法少女達の百年祭
     『業火マントル』と異なり言われてもあの曲のアレンジだと気づけません。サビに入っても音の取り方が違って気づけません。原曲より曲名らしさがでているのが不思議。

    ▼U.N.オーエンは彼女なのか?
     素晴らしい。正統派かと思わせての大胆なアレンジ。ごまんとあるこの曲のアレンジのn番煎じになっていません。20年前の曲を現代風にリファインしつつ知性と不気味さを出せています。1分42秒のオリジナルフレーズ大好き。でもメロディーは原曲に大方忠実なので超好き。サビのFM感あるシンセもめちゃ好き。

    ▼大地の底、剛欲の海
     わ!か!る! 神主はしないであろう使い方をしつつうまくZUNペットになっているというか。

    ▼強欲な獣のメメント
     記事を読んで『アンノウンX』に似ていることに気づきました、ありがとうございます。獣王園にアレンジ版が収録された後だからこそ思いますが、アクションゲーム向きの曲ではない! でもラスボスらしい曲ではある! 難しいですね。

    ▼有機体全てのメメント
     最初のシンセから好き。このミューミュー言ってるシンセが最高。そこからピアノにバトンタッチしながら奏でる重低音気味で安定のZUNペット。いいねえ……!

    ▼天理人欲
     前2曲がイカれてるので寒暖差で風を引きそう。でも神主に比べ「ちゃんとしている」から安心感を覚えます。

    ▼東方剛欲異聞
     (最近はつかないけど)整数作のスタッフロールタイトルは『〜Dream…』、黄昏作のスタッフロールタイトルはゲームタイトル。この流れがやっぱり一番ですね。やっぱりスタッフロールは偉大。

    ▼強欲な獣のメメント(アレンジ)
     多分作品全体でziki氏はこういう曲にしたかったんだろうなあ……という印象。黄昏曲の例に漏れず神主が絶対やらない曲調ですが、これもこれで大いにあり。原曲の正体不明の力強さっぽさは薄れたもののラスボス感は相変わらず残っておりとても気持ち良い。

    ▼水没した沈愁地獄(アレンジ)
     おっしゃる通り、この曲にZUNペットを入れないのは大正解だと思います。
     タイトル曲のアレンジ版が作られるのは珍しいような。でもスタッフロール曲のアレンジ版のように、どこか寂しさを感じるのが面白い。『強欲な獣のメメント』にしても、旧作とは違うFM東方っぽさがあって好きです。
     音楽的な視点で言えば2分40秒から流れるサイドチェインなんて神主は絶対やりません。やり方さえ知らなそう。

     超長文失礼しました!(結局私もZUNペットを神聖視していたかもしれない)
     思ったより長くなってしまいました。

     これに限らず黄昏曲のサントラは全部めちゃ良いので、秘封だけではなく全東方厨・ファンに買って聴いてもらいたいです。

    • ひきこもりたいとも ひきこもりたいとも より:

      霜月レイさん、こんばんは! 旧Twitterからよおこそいらっしゃいませ!
      旧Twitterでコメントお願いした旧リプライでは、文字制限もあり言いたいことを詰め込みすぎてちょっと怖い印象を与えてしまったかな……と一人反省してましたが、コメント頂けて安堵しつつ、喜んでおります。

      まず真っ先にお伝えしたいこととしては、基本的には「わかる!」していただけるのは好き語りするブログ筆者として冥利に尽きます。(もちろん「わからん!」コメントも視野が広がるのでそれはそれで大変ありがたいですが、やはり「わかる!」が一番嬉しいですね)
      それゆえコメント全体を通して「わかる!」と言って頂いているような内容に関してはまとめて「『わかる!』となる仲間が居てめちゃ嬉しい!」ということを先に全力でお伝えしておきます。本当に有り難い限りです。(もちろんその上で一つ一つに「『わかる』がわかる」と返しても良いのですが、あまりに冗長になるためご容赦下さい)

      そのうえで幾つか「いただいた反応に対する反応」という形で、細かく思うところをお話していきます。
      逆に反応してないところは特に付記することもなくシンプルに「それな!」という感じで省略しております。

      ……という前書きをしつつ、頂いた内容に返事を書いている途中なのですが、想像より相当長くなり全然コメント返信が完了する気配がないです!
      ですのでひとまずのコメント確認報告&ざっくり返信として、わざわざブログまでご足労頂き大変感謝しているということをお伝えしておきます。

      実際の頂いた内容に対する細かな返信は、記載完了まで1~2日お時間頂く予定です。
      3日後以降、気が向いたときにでもチラリと覗きに来て頂ければ幸いです。

    • ひきこもりたいとも ひきこもりたいとも より:

      お返事遅くなり申し訳ありません。

      ちょっぴり長い前置きをまずは失礼します。
      前コメントの通り大筋は「『わかる』をわかる」です。
      言い方を変えるならこれからあえて触れる部分は「考え方が異なる」という部分もあり、ただそれはどこまで行っても「考え方が異なる」だけでどちらがただしいという話ではありません。
      あとは記事そのものの、文量だけが膨らみ表現の正確さを考慮していなかったという作りに対する補足も多いです。(記事に追加しろよという話ではありますが、この記事自体も未来の僕が「他人の感想として読む」という楽しみがあるため、変に整えず熱量をそのままにしておきたいという思惑が誠に勝手ながらあるので、このコメント欄での補足という形になってしまいました)

      結果的に「会話」と言ったものの、やはりドッジボール感が出てしまっています。
      つまりあんまり会話感ないお話になっている気がしますが、よければ会話的コメント返信として扱っていただけると幸いです。

      ▼FM音源について
       「強欲な獣のメメント(アレンジ)」に頂いた反応も含めての話ですが、バリバリのFM音源、そして古き良きゲーソンがziki_7氏の得意分野というのはマジで思います。音源の使い方に納得感しかないです。
       (ziki_7氏のバックボーンまでは追っていないので見当違いなことを言っているかもしれませんが)得意な曲調あるいは強烈に影響を受けたのが「良い意味でレトロなゲーム音楽」であり、そこと相互関係として「FM音源が得意」なのかもしれませんね。
       もっとレトロゲー感のあるシンプルな2Dプラットフォームアクションとして剛欲異聞が生まれていたら、今よりFM音源に寄せていたのかなと妄想する次第です。

      ▼うにさんについて
       マージでZUNさんという偉大で強大すぎる影に隠れていますが、あらゆるゲーム音楽作曲家の中で上位に君臨するレベルの作曲家だと思う気持ちがあります。
       それも含めうにさんのオープニング曲には信頼感しかないですし、「君はあの影を見たか」が神曲であるのはそれはそうです。ただ、それはそれとしてじゃあ完全に「非想天則を緋想天の関連作品ではなく『非想天則そのもの』として捉えたオープニング新曲」を聞きたかった……という気持ちもあったりします。(それがある意味で「ぼくらの非想天則」なのかもしれませんが、あれは非想天則のテーマというよりは早苗さんが思う巨大妖怪型自動操作人形である非想天則のテーマかと思われるので(ややこしい))

      ▼アコーディオンについて
       アコーディオンの音色選択でうにさんっぽいというのが伝わる人と出会えて感激しています。普段こんなこと話すことないですからね。
       よしんば万が一東方のことを話してもうにさんのアコーディオンの話題にはならんのでw
       そして若干話はそれますが、ナチュラルに反応してましたが「(作品の頭文字)『曲名』」の表記も普段だと絶対使わないけど普通に通じる感、冷静になりちょっと笑いました。
       
      ▼旧地獄街道を行くのアレンジ大好きおじさん「旧地獄街道を行くのアレンジはいいぞ」
       東方とか、ゲーム的背景とか、もはやそういうのをゼロにして語ることは不可能ですが、仮にそういうのをゼロベースにした場合は僕もこの曲が一番すきかもしれません。
       屋台の立ち並ぶ祭りのような浮かれた空気、ちょっぴり酔っ払いながらも楽しげに歩くような姿が思い起こされる良曲です。

      ▼「(全体の)異議あり!」について
      「 (全体的に)異議を認めます」。……が、ここばっかりは「だから僕もそこが好きだ(あるいは意見そのまま受け入れて好きになった)」という意味ではなく、曲の好きなところは人によって違うということは重々承知しているという意味でです(だからこそ変な主張の押し付け合いにならないようにこんな個人ブログで黙々と書いているわけですが)。
       わざわざこんな個人ブログにコメント・意見いただけるのは冒頭の繰り返しになりますが「なるほど、そういう聞き方もあるのか」とも思いますし、その意識を持ちつつ繰り返し聞いてると良くなってくるというパターンもあるので、ありがたい限りです。
      そして非の恋色マジックの良さは完全同意です。ついでに深秘録のアレンジャーは同曲含め悪い意味で「ちゃんとしてる」か、「ゲームの色ではない」感があるのも(記事内の繰り返しになるようですが)わかりみです。
      少女綺想曲に関しては相当好きな原曲なので神聖視しているのと、ZUN曲そのものの「最初からアクセル100%」な展開が好きだからこそ原曲厨名乗ってるってのはあるので、そことの落差が受け付けられなかったというのがあります。こちらも何度も聞いていくとちょっとずつ耳に馴染んでいくのかもしれません。こちらも記事内の繰り返しになりますが、少なくともそこ以外は素晴らしいアレンジだとは思うので、好きになれそうな気配はあるんですけどね。
       と、このさきの異議ありについても、ZUNペット、ひいてはZUN氏の楽曲に対する思い入れとかが関わってくるかなり主観的な部分での相違がありそうなので追加で語っておきます。

      ▼ZUNペット?
       神さびた古戦場のZUNペットについてですが(僕は作曲やアレンジをしませんし音楽的な教養も無いので)フィルターとかをかけるとこんな音になるのかな? という具体的な想像は難しいのですが、ただイチ消費者として「なんか違う」という感覚だけがあります。
       霊知の太陽信仰にしても、サビにおいてはZUNペットをガッツリと使っていますが……ただZUNペットを使えば良いという話ではないんですよね。
       まぁこれはZUNペットを神聖化している僕から見た世界の話になりますが、本質的な話をすると「楽曲に執拗に用いられる生『Romantic Tp』」、そして楽曲を構成する完璧な歯車として組み込まれているRomantic Tpこそが「ZUNペット」であるという信仰があります。
       伝わるように詳しく語りだすとめちゃくちゃ長くなるので僕言語(つまり主観オンリー)で失礼しますが、「ZUNがZUNである構成要素の一つ」ではないRomantic TpはZUNペットではないんですよね。極論、「ZUNペットと同じ音源を使っている」だけで、それは「ZUNペット」ではないということです。
       もちろん慣用的にRomantic Tpを「ZUNペット」と言うのは理解していますしそれを否定するわけでもないですしなんなら記事中でもそう使っているわけですが(ここらへんは「どうせ誰も読まねぇから脳に浮かんだ言葉を書きたいように書く!」で雑に書き散らした僕の浅はかさが問題)、それでもZUNペット、ひいてはZUNさんが作っている楽曲の一音一音への思い入れまで含めて語るのであれば、やはり「これはZUNペットではない」と、マイナスの意味を込めて思ったりします。
       そういう意味では、非想天則版は恐らく一般的なトランペット音源を使って、(楽曲全体を好きかどうかってのは置いといて)楽曲のまとまり(楽器と楽器の調和)が良く、逆に剛欲異聞版は安易なZUNペットであるというふうにも感じます。

      ▼ZUNペット補足
       上述の項目と関連して記事に補足するならば、「大地の底、剛欲の海」の本文を筆頭にそういった雑に作ったがゆえの言葉のたりなさがもろにでていまして。今読み直すと全く伝わりづらい文章なわけですが、改めて語るならば上述したような意味も込めて「怪しい大げさなビブラートを含んだ音源である(ZUNさんへの神格化という主観を含まない)『Romantic Tp』が『大地の底、剛欲の海』に合ってる」というような文章でして。こういうRomantic TpがそのままZUNペットではない的な、ある種本当の意味で東方厨らしい難癖が根底にあります。
       それ故の「主観的な部分での相違」でして、意見が合わないのも納得といいますか、(雑なまま文章を吐き出した僕が10:0で悪いんですが)だから微妙に「異議あり」部分が「なんか微妙に伝わってないような?」感を感じたがゆえに長文補足させていただいたと言いますか。
       そんな感じです。
       そしてしつこいようですが念のために繰り返しておきますけど、「これが絶対に正しい」と言っているわけでも、「だからその感想は間違っている」と言いたいわけでもなく、あくまで「僕はこう思っていて、現状はそういうひとつの意見(考え方)で東方を見ている」というだけの話です。
       
      ▼大地の底、剛欲の海の感想についての感想についての感想
       ただまぁ、上述したようなZUNペット事情の上で、「ZUNペットになっている」という言葉は言いえて妙だなぁと思いました。
       Romantic Tpを使いこなす(楽曲にハマる完璧なピースのひとつとしてその音色を使う)ことで、一番使いこなしている「ZUNのRomantic Tp ≒ ZUNペット」に近づき、最終的に「ZUNペットになる」という考え方は、僕が言いたいことを表す表現として近いものがあります。

      ▼不朽の曼珠沙華の感想についての感想についての感想
       ゴリゴリのダブスタ、上述した神格化発言からの矛盾になりそうなことを平然と喋り始めますが、「それはそれとして普通に音楽(やVGM)としても聞いている」という側面は大いにあります。そういった意味で、めちゃくちゃ好みの一曲だったというのも含めて激推ししています。
       何が言いたいかというと、「いい曲はいい曲」で何も問題ないとは思いますし、逆もまたしかりで原曲解像度云々置いといてイマイチならイマイチで良いんじゃないかなぁという気持ちはあったりします。
       そもそも「原曲解像度」を始点として語り始めるならば、じゃあ「原曲」は何を始点に語ればいいかって話にもなりますし、シンプルに「好き(嫌い)な音楽」という始点で語ったら良いのではないかと思いましたし、僕の「剛欲異聞」における不朽の曼珠沙華推しは東方云々は去ることながらシンプルに「VGMとして素晴らしい」が評価点だったりしたので。

      ▼前2曲がイカれてる(と、そのイカれてる2曲について)
       わかる。
       そして言われて気づきましたが、そもそも神主がアクションゲームに向いた曲を一回でも書いたことがあるのか? という疑問(難癖)があります。
       神主が作るとなにをどうやっても「東方」になってしまうので、東方以外に向いた曲を書いても東方厨としてはそう認識できないという欠点がありますね。
       まぁ、そもそも何をもって「アクションゲーム向け楽曲なのか」という問題もありますし、ZUNさんが創作する「東方」にたいするが認識の齟齬とかもありそうですが、ここらへんは語るとまた長くなりそうなので語らずで。

      ▼タイトル曲のアレンジ版
       そもそも黄昏ゲーのサントラのアレンジはエンディング曲のアレンジ兼タイトル曲のアレンジだと勝手に思ってましたし、タイトルのフレーズがそもそもエンディング使われていることが多いので、言われるまでタイトル曲のアレンジがサントラの最終楽曲であることに違和感を覚えてませんでした。
       ただやっぱりちゃんとしているだけあって、CDを締めくくる一曲としての哀愁はしっかり演出されているような気がしますね。
       それと、サイドチェインという言葉は初めて聞きました。そしてググッても何を言っているかもよくわからず、どの音が該当するのかもわからないという体たらくでしたが、ZUNさんが細かい技巧を凝らさない(そしてziki_7氏が作曲技法?の選択肢が多い)という意味ではおっしゃっていることに納得感があります。

      ▼コメント返信のあとがき
      というわけで、頂いたコメント返信のような長文の何かでした。
      色々書きましたが、根本として東方はもちろんのことあらゆる事象の「推し活」はよきものであるという思想なので、それをこのコメント欄でやって頂いたことはありがたい……と、ともに若干の勿体なさ(一人ひとりにSNSがあるこの時代、発信のリソースになりうるものをこんな零細ブログでやって頂く申し訳無さ含めて)も感じたりしています。
      とはいえ記事の感想として楽しく書いて頂けたのであれば、それもまた記事を楽しく読んで頂いた結果ということだとも思うので、本当に嬉しい限りです。

      話変わって、なかなか黄昏曲の布教というのも難しいですよねぇ。というかあらゆる趣味は他人に興味を持ってもらうというのが本当に難しい。
      僕もその悩みを常に抱えてまして、実は本記事が生まれた理由(自分が書きたいから書く)の裏テーマというか込められた思惑がそこにもあります。
      つまり「楽しんでいる人が居る」というアピール、ひいてはたまたま目にした方に「誰かが楽しんでいることはそこに『楽しい可能性』がある」と暗に思ってもらい、ほんの少しでも興味を持ってもらえれば……という思惑が込められています。
      さじ加減は難しいですし僕が出来ているとも言いませんが、感想はコンテンツ(興味を呼ぶきっかけ)になり得るというのもあり感想記事を作ったりしてます。
      まぁここからハマる人は限りなく0に近いですが、やらなければ0ですけど0ではない可能性がある、くらいの遠回しな活動ですが、そんな感じです。

      とは言え、ほんとしつこいようですが、メインは自分の感想の吐き出しであって、シンプルにそれに反応頂けたことは嬉しい限りです。
      気が向いたときにでもまた記事を眺めた上で自由にコメント欄を使って頂ければブログ筆者としては冥利に尽きます。
      長くなってしまいましたし、反応に困る内容も多いとは思うので、特別書きたいことがなければこちらへのコメント返信には及びません。

      改めてコメントありがとうございました。