2023年で新規にクリアしたゲームの中でのトップ5を紹介します。
トップ5と銘打っていますが、いつも通り(?)順位は曖昧です。
感想記事で詳しい(悪く言えば冗長な)想いを込めた感想は書いているので、それぞれのタイトルにはそのリンクをセットで置いています。
なので本記事ではさらにそれをギュッとまとめたような内容でゲームをさらっと語ります。
ちなみに今年始めて遊んだゲームは(ぬけもれあると思いますが、今まで遊んだ記事からカウントして)62本。
クリア(の無いゲームはある程度)までプレイしたゲームは30本でした。
多分細々したブラウザゲームやエッ!な要素があり健全な当ブログでは書けないゲームを含めると+20~30くらいは遊んで半分程度はクリアしたんじゃないでしょうか。たぶん。
他にも総括として色々書いていますが、とりあえず5位までのゲームは遊んでほしいの気持ち
1位:Phoenotopia(フェノトピア)
昨年末からの継続プレイ。
ゲーム的には「2D横スクゼルダ」でほぼ解説できまして、新しいことはほぼありません。
が、良くも悪くも「音楽が良い」&「セリフが良い」という2点のみで最後までプレイできてしまったゲームです。
ゲーム性云々というよりは音楽とセリフの2つがぶっ刺さった。
昔ほど音源までコテコテ過ぎるゲーム音楽でもなく、今ほど環境音に徹しすぎたBGMでもない。
そんな素晴らしいゲーム音楽と出会いたい方はプレイしてほしいです。
全体的にフフッと笑えて、うーんとうなれる、様々な情緒を生み出すセリフと、それを増幅したりしなかったりする秀逸なBGMが体験できたのは、本当に素晴らしい体験だった。
ゲームプレイ部分は多少不親切だったり作業があったりで悪い意味で「昔っぽい」んだけど、だからこそそれに耐えうるほど音楽とセリフの魅力がとてつもなかったということ
誰にでもプレイしてほしいとは言えないけども、PVを見て「(古臭いゲームという注意事項を考慮した上で)ちょっぴり面白そう」と思えた方であれば、手にとってみてほしいです。
2位:東方獣王園
詳しい感想とか記事(note)
「対戦型STG」ではあるものの、一人プレイに限りあまり対戦の意識(相手への攻撃への意識分配)は必要なく、基本的には弾幕STGやってりゃOKな弾幕STGです。
で、弾幕STGとは言ってますが、ゲームジャンルに注目するのではなく、もっと広い視野で「東方」であることがやはり特徴。
なんやかんや、やはり東方でしか味わえない、極上の東方体験ができました。小さな「STG」とか、そういうジャンルだけの視点ではなく。
個人制作(同人)であるというのは、(技術含むリソース的な制限は多いものの)その人が伝えたいすべてがゲームで伝えられるということ。
リソース不足で諦めることすら「上から言われた」とかではなく「自分で諦めて、それに納得できる部分」を切り捨てただけなので、やはり純度100%。
「それを味わえる『東方Project』」の価値。「東方Project」を好きにならないと、絶対に味わえない魅力があります。
そして、なにより、音楽が、やっぱり、良すぎる!!!!!!!!
いやもう、本当に……ただただ良すぎる。もうね、なんでこんな素晴らしい曲ばかり生みだせるんだ? 感謝しか無い。
作品が描こうとしているテーマも(僕の考察・妄想ではありますが)AIというカンタンに「答え」を出せる時代に、我々は何をすべきか? というようなお話をメタ的に創ったモノでして……というか、「よくそういう角度で描こうとしたようなぁ」という作者ZUN氏の手腕に良くも悪くもめまいがする感じ。これが東方。
ちなみにオフラインでの対戦もしましたが、最終的に「これは肉体ではなく、心を摘む戦い!!」という、ハンターハンターのゲンスルーが脳内に出現していました
今回のGOTY、個人的にオススメしたい度が高かった故フェノトピアが1位でしたが、総合的(総体的に?)楽しめた度としては、獣王園が1位です。
ZUNという天才が生み出すゲーム、そして東方Projectという「総体」を、全身で味わえるのは歓びそのものなのです!
………………いや、これは真面目に、逆襲の東方厨として(???)声を大にして言っておきたいんですが、昨今のサブカル好き向けのインディー紹介で「小規模だから個性が強く味わえる!」みたいな論調でもてはやされたりしますが、個人制作度99.9%の「上海アリス幻樂団」がそういう方向性で評価されていない(新作が出てもそういうところで名前が出ることがない)の、よくわかんないんですよね
語ると長くなるのであっさりとだけ触れておきますが、「STG」ではなく「東方」という言葉で世間に通用する作品群を作り上げた、個人のゲーム制作者への評価が、今を持ってマジで全く不足しているとしか思えません。
「東方」は現在の知名度を鑑みるに十分に、むしろ十二分に、なんならそれ以上に評価されているとは思いますが、それでもまっだまだ足りない。
「東方」が「ゲーム」や「STG」ではなく「東方」として「在る」。所謂ゲームのイチジャンルという捉えられかたをされず「ゲームを中心として、CD,マンガ、小説、さらに膨大な二次創作を含む概念」として一般的に共通の認識になっていることが評価の証左なのかもしれませんが、もっと「一人の制作者が作り上げた、ゲームという名の圧倒的に尖った熱のカタマリ。ゲームを中心とした三次元的なメディア展開がされている『東方』」という凄さ、そしてその一部としての「ゲーム」という立ち位置で取り上げられてもいいと思うんですけどね。
そしてそれが多少の波はあれどずーーーーーーーーーーっと続いているということもまた奇跡。
あの、いや、本当に、「続いている」っていうの、世界に存在するあらゆる奇跡の中で最も尊くないですか? 何も続かない僕の視点からの話ですが。
どれだけ好きな作品でも、続いていなければその瞬間から思い出の熱量を食いつぶしていくだけでして(それもまた楽しいものではあるけどさ)
その点波はあれどかれこれ18年以上? は楽しませてもらっているコンテンツという意味で、しかもその最新作を味わわせてもらったという意味で、本当に感謝しかないよね。
ゲーム自体のバランス云々というのは東方という作品群においては些末なことです。いや、これは東方厨だから原作を擁護しているのではなく。いや、そして、それを言うためにわざわざゲーム部分はイマイチなフェノトピアを1位に置いたとかそういう見方は穿ち過ぎなので。ほんとに。(被害妄想)
フェノトピアの感想でも書いたんですけど、僕は「そのゲームが総合芸術として評価し辛い時に、最後に理論の部分で調整できるゲーム性やUXなどを軽視しているゲームを殴っている」のであって、普通に芸術部分が優れた(ツボに入った)ゲームは「好き」だし、なんなら普通の作品以上に評価したいんですよ。ほんとに。
そういう意味で、東方は最大限普通の作品以上に評価できるゲーム群であるという話だし、獣王園もまた傑作の一つであったということ。
3位:ローグウィズデッド
非常に中毒性高く、クリッカー+放置ゲーム的な様相がありつつ、実は手動周回タイムアタックゲー的な楽しみ方もできる浅くも深くも楽しめる良ゲーでした。
下手すりゃ2023年一番プレイ時間が長かったゲーム。たぶん。
2~3ヶ月くらい寝ても覚めてもローグウィズデッドだった気がする。
時がすっ飛んだ。
(と言いつつ、細く長くでアイギスが一番かも?)
世界観やらなにやらという外付け要素は置いといて、シンプルにゲームメカニクスだけで熱中できた、ゲームの中のゲーム。
「操作の最適化・ゲーム内数値の増幅」というゲームの喜びそのものを味わえるゲーム味のゲームです。
2023年のGooglePlayインディーゲームフェスティバルでトップ3に入ったと聞いて「やっぱりなぁ~」という納得感があるゲーム。
なんというか、本家GOTYとかって政治的な側面であったり、見栄え的な側面であったり、話題的な側面であったり、そういった純粋なゲーム要素以外での評価が強く影響すると思っています。
だから例えば2022年だったらVampire Survivorsであったり、2023年だったらスイカゲームであったり、爆裂に流行したもの、真に面白いものへスポットライトがあまり当たらない傾向があります。(「娯楽としてのゲーム」を見下す傾向があると思うんスよねGOTYは)
その点、「GooglePlayインディーゲーム」というところ(プラットフォーム間での政治的な立ち位置はあれど、ゲーム業界への忖度的な意味合いが少ないという意味)でこのゲームが評価されたということに「もう少しだけ人類を信じてみるか」と愚かな人類を見守る神のような気持ちになりました(????????????
ま、まぁ、それはおいといて、本当に、シンプルにおもろかったゲームです。
「ゲームが面白い」ということの根本的な欲求をきっちり刺激し続けてくれるゲームでした。
最近流行りの「やられるたびに強くなるローグライク」のような感じで、1プレイの小さなゲームサイクルを重ねることで、大局的な攻略を前に進めていく。そしてそのサイクルを効率化していくと、前に進んでいく速度も上がっていく。だから小さなサイクルを改善し続けることが楽しく、そして大きなサイクルを進めていく実感がまた楽しく感じる。
これこそが、ゲームなんですよね。
ただ、動かしていたAndroidエミュレーターのデータが破損して(つまり数ヶ月のゲームプレイが無に帰した)起動しなくなり、そこから触っていません。
あとコンテンツもかなりしゃぶり尽くした感もあったし
広告削除課金はガッツリ短期間にやり込むのであればほしいですが、細く長く遊ぶのであれば無課金でも全然遊べる程度かと思いました。(2023年頭頃のプレイの感じで言うとですが)
まぁ基本無料ゲーなので、とりあえず触ってみてはどうでしょう。
4位:NitorInc
東方版メイドインワリオ。
- 高速で情報を処理する
- 気持ちの良いリアクション
この2つがそろって良ゲーでないわけがなく、さらに「丁寧であったり興味深かったりする東方要素(二次創作)」があって神ゲーじゃないわけがない!
「次は何が出る?」と緊張感とワクワクを感じつつ、数秒という限られまくった時間の中で「このゲームはこうすればいいんだ!」というひらめき、実行して成功した時の愉快なリアクション。
これぞ究極のゲーム。
感想記事でも少し語りましたが僕はメイドインワリオを「究極のゲームの一本」だと思ってるんですけど、過去プレイしたそれと同じ……むしろ二次創作要素への探究心を含めてそれ以上の熱量でプレイできたことは、東方厨でありゲームプレイヤーでいてよかったなと純粋に思えました。
若干の磨かれていなさ(攻略への視線誘導と言いますか「何をしたらいいの?」というようなミニゲームが目についたり)や、東方二次創作であるがゆえに東方を履修済みでないと十全に受け取れない的なハードルの高さや減点はあれど、逆に言うならそういったものを飲み込む知識・気持ちさえあれば最高に楽しめるゲームでした。
余談ですが、よくいわれる「ネタバレ注意」はストーリー的なネタバレはまぁネタバレ注意ではあるんですが、こういう「プレイによる驚き」のあるゲームこそネタバレ注意だよなぁと思ったりしています。
つまり、興味を持った方はまず触ってほしいです
現状体験版(DEMO+)でしか提供されていませんが、それでも一通り遊べます。
5位:ひきこもり姫の奮闘
一本道探索型アクション……とジャンル付をするとそんな不思議な体験。(探索するのに一本道?)
感想記事では(この記事で上げている他のゲームが星8評価だったのに対して)星7評価なんですが、今改めて考えると「普通に星8あるよなぁ」という気持ちになっているため、「個人的GOTYトップ5」にランクイン。
小気味よく、楽しく、小さく美しくまとまってるんですよね。
- 繰り返しによるプレイヤーの習熟
- パワーアップによるキャラクターの強化
かなり広い意味での言葉の捉え方になりますが、ゲームの攻略って根本的にこの2つが面白さだと思うんですよね。
それぞれアクション要素とRPG要素ということなんですが、ひきこもり姫ではその原初の喜びを味わうことができます。
もちろん、それに付随した効果音の小気味よさであったり、作者のレベルデザインや気持ちよさを組み込む秀逸さであったり、ノリノリでプレイできるような音楽のセレクトであったり、後付の楽しさで言っても非常に優れたゲームではありますが。
しかも失速する前におわる。(プレイ時間カウントとトゲを破壊するというただの時間稼ぎ実績は必要だったか疑問ではあるけど)クリア後のやりこみ要素含めても2時間もあれば終わるはずなので、ダレている暇が無い。
強化によってどういうふうに変化するのかが分かりづらかったり、それも含めて強化の状況次第では遠回りなプレイになってしまうような部分であったり、低レベル強化だとむしろ使い所がわからないような(強化したはずなのに強化感があまりない)アップグレードの存在であったり、細かいツッコミどころはある(し、プレイ時間が短いからこそその細かいツッコミどころによる「意識が逸れる時間」が割合大きく感じる)けれども、それでもゲームが小さく美しくまとまってダレる瞬間が無いため「楽しめた」という印象が強く残っています。
僕はこういう小さく美しいゲームを本当なら無限に遊びつづけたいんですけど、なぜかすべてのゲーム会社は巨大化させて蛇に足をつけつづける方向に舵を切る。
だから積みゲーが増えるんですね(そうかな?)
フリゲなのでぜひ。
ちなみに「ダウンロードすらだるい」という方は、昨年の個人的GOTYにもノミネートされた「コロッケシミュレーター」は似た体験だったので、こっちを触ってみて「もう少しボリューミーに楽しみたい」と思った場合はこの「ひきこもり姫」を遊ぶでも良いと思います。
まとめとかあとがきとか
というわけで、2023年に遊んだゲームトップ5。個人的GOTYでした。
- 「2023年にクリアしたゲーム」の中で一番面白かった部門で「フェノトピア(Phoenotopia)」。
- 「2023年に発売したゲーム」の中で一番楽しんだ部門で「東方獣王園」。
- 「2023年にサービス開始したゲーム」の中で最も長い時間を遊んだ部門で「ローグウィズデッド」。
- 残り2本は2023年とは全く関係ないけど非常に面白く、時間コスパ最高の傑作2本。「NitorInc」と「ひきこもり姫の奮闘記」。
以上5本が個人的GOTY受賞でした。
個人的な順位としては5位に落ち着きましたが、フリゲという手軽さ、プレイ時間の短さなどから敢えて「一番のオススメ」を上げるならばひきこもり姫です。
ぜひ遊んでね! そんじゃよきゲームライフを!
……というわけで以下余談。
GOTYゲーあんまり遊んでないマンの内省
まぁ~~~……とは言え、「これは流石に名実ともにGOTYでしょ」みたいなガチの大作的なものは遊んで来なかったんですよね。
そしてそれと比較しての個人的GOTYではないので、真のGOTYを名乗るにはちょっと対戦相手(?)が弱いと言いますか。
GOTYに選出されたゲームを眺めてみましたが、pizza towerしか遊んでない!
(余談ですがpizza towerはかなりイマイチめなゲームでした)
なので一般的にはあまり参考にならないタイプのGOTYだとは思います。ここまで書いといてなんですが。
が、個人的なゲームプレイスタイルとしてはこれでよかったのかも感はあります。
大作を遊んでこなかったというのは、逆に言えば小さくシンプルで美しいゲームの打数が多いということで、他に大きめなゲームを3本(仮にプレイ時間300時間としますけど)を遊んだとすれば、下手すればここにあるゲーム全部を遊んでいる時間はなかったかもしれないわけで。
いや、まぁ、時間で語るのは野暮すぎますが。
結局「プレイ時間というリソース消費を気にすることすら時間の無駄だ!」と思える神ゲーと出会うためにプレイ時間を使っているので。
まさにスレスパと出会った時のような「これはウルトラミラクルサイッコーのゲームだ!!!!!!!」という衝撃的な出会いを求めてゲームをやっているわけですから。
そして、だから、無駄に時間を使わせるゲームを極端に毛嫌いしているってのはありますね。
今年はそういう神ゲーとは出会えず若干物足りなさは感じつつ、さらに予想外の神ゲーと出会うための代償として「個人的にイマイチ」なゲームプレイが多かったため大満足感は薄かったです。
ただ遊んだ本数と終わった時にプラスの感情が生まれたゲームの本数を鑑みるに、十分満足なゲームライフを送ることができた感があります。
まぁ~それはそれとして、ゲームをやりながらも一生「ゲームやりたいなぁ」とは思っていました
本質的に「『面白い(面白そうな)ゲームを探す』というゲーム」を楽しんでいる説があります。
「やらなくてもおもろい」ゲームってあるじゃないですか。2023年で言うと、ティアキンとか、Starfieldとか、マリオワンダーとか、マリオRPGとか、バルダーズゲートとかアランウェイクとかバイオRE4とか、まぁ、要するに、本家GOTYで名前が上がっているゲームたち。
で、それって、やったらおもろいと思うんですよね。
もちろん文句は色々あるでしょうが。昨年のエルデンリングがそうであったように。
ただ遊んでいて「いや、まぁ個人的な好き嫌いや仕様厨が思うクソ要素は置いといて、流石にクオリティ高くて評価されるわ」ということがプレイしているだけで理解できるゲーム。
本家GOTYゲーはそういうゲームだからこそGOTYなわけで。
んでもそれって、やる意味あんの? という気持ちがある。
それってもう「砂糖を舐めたら甘い」みたいなもので、「そこに砂糖がある! どんな味かな?(ワクワク)」みたいなの、無いじゃないですか。
舐めたら、口の上で溶けて、甘い。もうわかりきっている。
それを果たして僕(ブロガー)が書く意味あるのかという話がありまして。
「お前ら、砂糖を舐めたら甘いぞ!」って言われても聞いてる側は「ふーん」じゃないですか。
「甘い」と世間で知られていることに「甘い」と繰り返すことの無価値さがあります。(と言いつつ若干話はそれますが、古参からすると「新規の新鮮な反応」はコンテンツになるから、古めのコンテンツだとそういうプレイングは一周回って価値あるというのは最近の気づき)
んで、そうなると、情報の価値を考えるのであれば、敢えてそこに「甘くない」と言うプレイングしかのこされていない。
もちろんウソついてまでは叩いてないですよ。叩いているゲームたちは、本物の怒りのもと、信念をもって殴ってます(タチ悪い)
余談ですが、だから(ブログにおいては)持ち上げられているゲームを叩きがちな逆張りマンに見えるという仕組みになってます(逆張りマンであることは否定しないけども)。
だからこそ、本家GOTYゲーなどの「多分つまらなくはないだろうなぁ」で遊んで、「まぁ楽しめた部分もあったなぁ」になるであろう、ブロガーとして語る価値の低いGOTYゲーたち。
「そりゃまぁそこそこ楽しめた」程度の感想しかでない虚しさがある
そしてさらに余談ですが、だから僕が褒めているゲームの本数が少ないってのはある。「面白いゲーム」を探しているわけで、プレイするゲームも「面白い」の前評判があるゲームが多い。
結果プレイして「そこそこおもろかった」だったら、殊更僕が褒める意味ないんですよね。もう誰かが褒めてるから。(特にGOTYゲーなんてまさに「GOTY」という賞をもらっているわけでして)
だから、おもろかったゲームは、相応の評価をすでにネット上の感想で受けていることが多く、僕は書かなくてもいいか……となる。
そこから逆にSlay the Spireを褒め続けている理由もありまして。
「評価はされているけど、明らかに面白さへの評価が足りなさ過ぎる」と思っているから。
「知られているけど、さらに知られるべき」という方向性での評価ですね。
今回の獣王園(というか東方)もわりとそういう方向性の思いが強かったり。
でも、本当は、僕も、普通に、世間一般の神ゲー(それこそGOTY候補のうちの4~5本)を遊んで「神ゲー!」と心ゆくまで遊ぶだけで満足するゲーマーでありたいんですけど。
でもそれで満足できないからこそ厄介逆張り老害ゲーマーと名乗ってブログを書き散らかしているわけですが。
話がそれまくりましたが、つまり「もう完全に面白いと名高いゲームをプレイする価値はあるのか?」という、ゲームプレイ時間に対する価値の掘り起こしみたいな要素の薄さが気になってしまう。
タイパ厨の末路みたいな感じです。
その点1位のフェノトピアは僕の好きなゲームまとめ記事でオススメ頂いたゲームでして。「評価は高いし面白そうかも?」と思っていたゲームがオススメによって突如プレイ候補に浮上して、実際プレイしたら素晴らしい体験を得られた、と。
そういう「想定外・想像以上の素晴らしさ」を味わえたことも、個人的な体験として加味された感じはあります。
そして同時に2位の獣王園は「想定通りではあるけど、予想を超える素晴らしさ」が(特に音楽面で)あったというのも、間違いなくあります。
東方新作と出会う僕は、まるでマリアと出会う前のビスケットオリバのようなんですよね。
新作の時刻3分前……(ドキドキ)
東方との出逢いから既に10余年が経つ
なのに
まるで今日初めて逢うかのように浮つき……
まるで今日が最後の日であるかのように油断していない
こんな気持ち。
で、実際に配信されて、当たり前ですけど目の前にあるのは東方なんですよ。
でも、その東方があるという事実がすなわち「東方厨である喜びそのもの」なんですよね。
そして新作には必ず、驚くほど素晴らしい東方体験が待っている。
これだから東方厨はやめらんねぇ~。
と、まいどまいど東方について語ると長くなりますね。
もちろん3位以下も「面白さの期待を超えてくれた」という意味で、ガッツリ評価している感はあります。
とにかく、ゲームは「予想を良い意味で超えてくれる」ことが大事なんだなぁ、と今年遊んだゲームを通じて内省しましたという話です。しょうもないオチになってしまいましたね。
というわけでしょうもない自分語りは置いといて「上げたトップ5のゲームを触ってみてほしいな!」という話でした!
ゲーマーは手首を大事にしようね
……あとは(結局僕は僕の書きたいことを書くので)しょうもない自分語りと注意喚起をしておきます。
2023年の8月半ばくらいから2~3ヶ月、まともにゲームできなかったんですよね。
おそらくリングフィットが原因※でドケルバン病という手首の腱鞘炎のようなものになってしまい、しばし右手(とくに親指)がまともに動かせない状態になっていたので。
※リングフィットが原因と言ってますが、リングフィットの「(おそらく)正しくないフォームでのプレイ」が原因なのでたぶん僕のせいですが、まぁリングフィットのせいにしておきます(てへぺろ)
んでそうなるとしばらくゲームができない生活になり、2023年終盤はゲームのプレイ時間がイマイチ伸び悩む(ガッツリコントローラーを使うようなゲームがプレイできなくなったので)という結果に。
ゲームに支障は無い程度ですが現在も完治しておらず、ポテチを取るような動き(手首を内側に曲げて、親指を曲げるような動き)をすると痛みがあり、気を使いながら生活しています。
みなさんもリングフィットをプレイするときは、関節に負荷をかけるような動きをしないよう、スキルセットを何処か一部を酷使するようなビルドにしないようにプレイしましょう。
公式ホームページからの画像ですが、この3つを同時にセットしてた記憶があります。
多分手首をなるべく内巻きにしないように固定して押し込む運動(腕の筋肉で押し込む)かと思うんですが、疲労や筋力不足で手首だよりにした結果、痛めたんじゃないかと考えています。
普段マウスを持つ手の形だとマウスすらまともに移動させられない程度に親指や手首が曲げられなくなり、言うまでもなくゲームコントローラーを持ってボタンを押すなどほぼ不可能で、相当しんどかったです
とは言え運動はしないとそれはそれで不健康ですし、マウスとキーボードの使えないひきこもりは虚無of虚無なので、常日頃から対策をとったほうが良いと後悔から思ったり。
繰り返しになりますが「用法容量を守ったリングフィット」で特に問題ないとは思いますが……個人的な対策をいくつか上げておくと、エルゴノミックマウス・キーボードで負担軽減&痛み軽減できた感はありました。
以前書いた、スマブラのディレクターである桜井さんの仕事環境を真似してエルゴノミックマウス&キーボードを導入したところ、マウスによる手首の痛みは我慢できる程度に。(実際使ったマウスは桜井さんのものとは別物でしたが、似たような形状のものを使っていました)
キーボードに関してはドケルバン病とか関係なく文字を打つ疲労感がなくなったことを感じました。
エルゴノミックキーボードを使った後、普通のキーボードを使うと、思ったより窮屈なことに気づきます
例えるなら、普通に立ってるときと、「気をつけ」の姿勢を取っているときの違いといいますか。
「気をつけ」ってちょっと体を張っている感じありますよね。普通のキーボードを使ってるのってその「気をつけ」の姿勢を取り続けているようなもの……というのにエルゴノミックキーボードを使ったあとに気づきました。
さらに体の負荷を減らすために隙あらば分離キーボードを買いたいマン
あとは運動は1日1回ラジオ体操でもやらないよりマシの精神でやったりとか、昔から使っているステッパーでYoutubeとかを見ながらその場でふみふみ運動したりとか。
こういった日常でできる手首に負荷がかからない運動で誤魔化していく感じですね。
何が言いたいかといいますと、ゲーマーこそ「てくびだいじに」しつつ運動しないとならんよって話でした。
リングフィット、オススメですが、プレイする方は絶対に無理をしないように。
手首と健康を大事にしつつ、この記事で上げたゲームたちは、ぜひ遊んでほしいなぁ、と締めておきます。
2024年も良いゲームと出会えますように。
そして積みゲーを崩していけますように!
……と言いつつ、すでに年始付近のセールなどで100本近く積みゲーしてるのでもうだめぽ
2024年のゲーム目標
と、いうわけで、積みゲーを解消すべく、目標をたてておきます。
月に1本ペースとして……
- デスストランディング
- elona
- ダンガンロンパ1~3(3本カウント)
- FFX / X-2リマスター(2本カウント)
- ペルソナ5
- ゼノブレイド
- ドラクエの未クリアシリーズのいずれか(2か4か8以降のいずれか)
- キングダムハーツ3(と、記憶から完全に消えている1,2の復習、関連作のプレイ)
- ポケモン サン
これは積みゲー解消で絶対にプレイするゲームと心に決めておきます。(ぱっと思い浮かんだものなので、より優先度の高い何かが見つかった場合は差し替えするかも)
もちろん、これ以外にもプレイはしますが、敢えて心に決めないとズルズルと後回しになっていくタイプのゲームを上げておきました。(如何にJRPGから逃げているかわかりますね)
あ、あと、バルダーズ・ゲートやらディスコエリジウムやら……(終わらない積みゲー)
欲張らずに、最初に上げた12本は本当にやりたい。
特に上から3つはオススメ頂いたりしているゲームなので、ほんと、早くやらないとなぁの気持ち。
関連記事
プレイしながらダラダラ書いた感想で、その10まであります。老害厄介ゲーマー目線でのくだを巻く感じ。
2022年の個人的GOTY含む、2022年に遊んだゲームたち
同上で、2022年は1記事に全部まとめてる感じでした。
好きなゲームたちまとめ。
2023年まとめ記事繋がりで。と言いつつ、ゲームをお得に遊べるゲームパスの紹介も兼ねてます。
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