最初にCroteamへの感謝を。
「Serious Sam」を体験できる、素晴らしい作品でした。
Croteamさん、ありがとうございます。
以下ひたすらSerious Sam 4(シリサム4)に思ったことを書いていきます。
ゲームクリアまでの時間と、感想
とりあえず15時間くらいプレイで、ノーマルクリア。
プレイ時間15時間くらい。とりあえずノーマルでクリア。
久々の濃厚なサムおじさんは、最高だった。
今までも撃ちまくり要素強かったけど、今作は2丁持ちが出てさらに撃ちまくり感強くなった。
銃を撃って敵を倒している間だけは、世の中の不安を忘れる事が出来る。やったぜ。#SeriousSam4 https://t.co/rfSHnqwnnF— とも@ひきこもりたい趣味ブロガー (@hikitomori) September 30, 2020
こんなツイートもしましたが、過去作と比べると今まで以上に兎に角撃ちまくりの印象が強いです。
ゲームとしては間違いなく「Serious Sam」ではあるものの、若干今までとは異なるプレイ感覚。
面白い作品ではあるものの、今までの1~3と比較して最も素晴らしい作品かと聞かれると、1番ではないという感じ。
最初のうちは
Serious Sam4をプレイして魂が浄化されるようだ…。
世界で一番ダブルバレルショットガンが気持ちいいゲーム。
撃った時の敵の爆発四散具合と、リロードの音が最高~。ただ、xboxコントローラーでの武器切り替えが解りづらかった。L1押しながらR2押さないと切り替えできないってどうしてこうなった。 pic.twitter.com/HO4xp32Hoh
— とも@ひきこもりたい趣味ブロガー (@hikitomori) September 24, 2020
こんなツイートをした通り、ダブルバレルショットガンで敵を倒していく感覚が過去作に似ていました。
んだけども、後半になるにつれて、別ゲー感が強くなって行きました。
過去作との違い
「じゃあシリサム4と過去作、いったいどこが違うんだ?」
とじっくり考えました。
思い浮かんだ一番大きな原因は
武器の2丁持ち。
と、それに起因する大量の敵を物量で倒すという体験。
- 過去作は1体1の繰り返し
- 4は多対多
のイメージです。
これ、確かに面白くなった部分もあるんですが、個人的にはマイナスポイントなんですよね。
なんでかというと僕がシリサムで一番好きだったのは、適切な武器選択による敵を一体一体倒すタスク処理感。
例えるならダンレボのような体験。
上から降ってくる矢印を、ベストなタイミングで押す。
それの3DSTG版がシリサムだったんだよねぇ。
シリサム4は今までの作品に比べると、敵の数が増えました。
故に今まで通りの戦い方だと、火力不足になります。
なので…
「2丁持ちで火力2倍! 大量の敵も大量の弾で倒せる!」
というスンポーだったんじゃないかと。
たしかに、それはすごくいいです。
銃を撃ちまくり、敵を倒しまくる。
ゲームならではの快感。
でもやっぱり、それをシリサムには求めてないんですよね。
まぁ上でも書いた通り、ゲームとしての方向性の違いといえるので、悪いと言っているわけではないけども。
シリサム4は前線構築ゲー
過去作は一対一の戦いを繰り返すゲームでした。
個人的には、まるでダンスのような感じ。
特に骨との戦いはそれが顕著で、向かって来る骨にすれ違いざまに叩き込むダブルバレルショットガンは、ダンスで相手の手を引いて立ち位置を変えるような体験でした。
あるいは闘牛士シミュレーターとでも言えるかな。
兎に角、一対一の状況を作って、その相手に対しての武器をしっかりと選び、必要な攻撃を必要なだけ浴びせて、また次の敵への行動を選ぶ。
そんな体験。
んで、シリサム4はどうなったかというと、敵の数が増えたので、一対一の状況を作ることが難しくなりました。
故に二丁持ちをしなければならなくなり、二丁持ちをすれば火力が増すので敵とダンスをする前に決着が付きます。
代わりに、如何に敵の侵攻を抑えるか。
ここが重視されるようになりました。
兎に角弾幕を張り続けて、敵の侵攻を最小限に抑える。
過去作のように「受けて、倒す」
ではなく
「受けずに倒す」が重視されます。
シリサムの好き好きポイントを動画で作ったんですが
やはり骨とダンスしてる場面はありません。
逆に敵の侵攻をとにかく抑える立ち回りです。如何に来る前に倒すか。
で、この言い方が正しいかはわかりませんがまるで前線を構築するようなイメージです。
川の氾濫で、大量の水が来る前に土嚢を置くような。
なんとなく地球防衛軍っぽくなったかな。
いい悪いではなくて、今までとゲームの方向性が少し変わったと感じるのはここが一番の要因かと思われます。
とは言え神ゲー
ただ、神ゲー。
これはもう、間違いないです。
悪いところもあります。
- 敵が見づらい
- 武器選択の操作がしっくりこない
- ところどころイマイチなバトルフィールド
ここらへんは気になりました。
だけど、やっぱりそれを上回る「Seriou Sam」な体験。
- 明るいフィールドで大量の敵を倒し続ける
- サムおじさんのニヤりと出来るジョーク
- 圧倒的大軍を捌き切った時の高揚感
唯一無二です。
状況の判断と的確な処理を繰り返し、大量の敵を捌き切る快感。
Serious SamがSerious Samである限り、僕にとって神ゲーの地位は揺らぎません。
Doomの開発が「Doomをやりたければシリサムをやれ」と言った逸話がある通り、オールドスクールFPSの金字塔であることは疑いようもありません。(とはいえ、Doomとシリサムのプレイ感覚はまた別物だとは思いますが)
すばらしいゲームでした。
買おうか悩んでいるひとは、ぜひプレイしてみてくださいな。
ただシリサムシリーズ未プレイなら、過去作プレイしてからでも遅くはないと思う。
おまけ この記事の動画版と、その他おすすめゲーム
この記事の動画版が出来ました。
プレイ動画も挟んであるので、より動的なイメージで確認したい方にお勧め。
ちなみにこの記事を書いた人が好きなゲーム達をまとめた記事もあります。
なんとなく感性が似ていると思った人は、見てみてね。面白いゲームが見つかるかもしれません。
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