キャラクターModの話をするのでModを管理する「Base Mod」を入れている前提で話を進めます。あと通常Slay the Spireは一通りプレイ済みの方を想定しての解説です。
万が一Base Modをまだ入れていない場合は、SteamコミュニティガイドでModの導入方法がまとまられている(PC専用)ので、そちらを参考にして下さい。(まぁキャラModのアセンション開放に悩んでいる時点で導入済みかとは思いますが。
ただそのやり方で動作しないキャラクターMODなどもあるかもしれないので、既存の内容は「安定版」として残しておきます。
最速でキャラクターModのアセンションレベル開放する方法
とりあえず結論を述べると
- (ゲームタイトル画面にある)Modsをクリック
- BaseModをクリック
- Configをクリック
- 「Enable dev console」をクリックしてチェックを入れる
- 画面を戻し、(アセンション開放したいキャラで)ゲームスタート
- キーボードの「@」を押しコンソール画面を開く
- 「act TheEnding」と入力(大文字小文字のミスないように)
- 続けて「act boss」と入力
- 「kill self」と入力
- 手順5に戻りアセンション20まで繰り返し。(↑、↑、↑、Enterでラクラク)
これにてタイマーストップ!(言いたいだけ)
何をやってるかというと、
- コンソールを起動
- (ネオーのボーナス状態から)アクト4に進む
- ボス部屋に行く
- 自分の体力を0にする(※)
を繰り返しているだけです。
(※)心臓は倒しても倒さなくてもアセンションは開放されますし、倒した場合ムービー(?)なども入り冗長なので。
1回10~15秒程度かと思うので、自力で周回よりはよっぽどラク。
一度入力したコマンドは、キーボードの「↑」を押すと入力履歴を参照できるので、2回目からはわざわざキーボードをカタカタせずに「↑、↑、↑、Enter」を3回繰り返せば、自動的にアクト4、ボス戦、自爆。までつながります。あとは次のアセンションに進んで、再び↑、↑、↑、Enterの繰り返しです。
もし「敗北数」が気になる場合、エンディングなどもあり多少長くなりますが最後の「kill self」を「kill all」とすれば心臓を倒した扱いとなり、「勝利数」でカウントされます。
まぁMod入れてる時点でそういうゲーム内カウントにこだわる必要もあんまりないとは思うので、豆知識程度ですが。
余談になりますが他にもコンソールコマンドは検証などに便利だったりするので、知りたい方は公式のwiki(という名前のGitHub(=基本的にはプログラムのソースコードなんかを乗せる場所))を見てみてると色々役立つかも。
より効率化する方法
「Super Fast Mode」というゲーム速度を変更するModがありまして、それを導入するとヨロシです。
最大速(1000%)にすると、ゲームがサクサク進んでいくので、より早く終わります。上と同じくMod管理画面から速度編集ができます。
これの導入で結果的に最速15秒程度で1周できるので、急げば合計5~6分程度の作業でアセンション20にチャレンジできるはずです。
Mod導入時点でチェック入ってると思いますが、「Speed Up Game」のチェックが外れていると有効化されないので、上手く動作しない人はそこを見直すとよいでしょう。
ちなみに僕は普段のプレイでもONにして300%程度にしています。無限ループする時とか、バウンドフラスコとか、オーブ大量に並んでる時とかの待機時間が減るので快適です。
変わりにランダムで入手するタイプのカード(変化イベントとか)のカード表示が一瞬で消えてしまうのでそこは不便かもしれません。まぁデッキ見りゃいいので大きくは困りませんし差し引き時間で考えても速度アップしたほうがタイパいいです。
この方法のデメリット(?)
自分のプレイのステータス画面に「プロアクションリプレイ(死語)つかっただろォ!!!!」みたいな記録がのこるのが嫌な人は使わないように。最速クリア時2秒て。
んでもまぁ、通常版で起動するとModをONにしている最中の「全体統計」は表示されない(通常版で記録されたもののみ表示)ので、「普通にプレイした時の普通の記録を見たいなぁ」という方は、通常版で起動すればOKです。
おまけ:バニラ(通常)キャラのアセンションを開放する方法
Modキャラクターじゃなければ「UnlockEverything」で全てアンロックできるっぽいです。僕は自力開放したので実際には使っていません。
これは例えばスイッチ版でアセンション一通り開放したよ、みたいな人がSteam版で再開放ダリィ~というときに使うやつかと思います。
僕の場合逆にSteam版買ってやり込んでからの「転がりながらSlay the Spireやりてぇ~」でSwitch版を購入したので、Switchの方にUnlockEverythingを使いたかったです。
UnlockEverythingをModキャラで使えれば最高なんですけどねぇ。ちょっと触った感じではModキャラには対応していなかったようでした。
もしあったらこの記事を書いた自分に滑稽オブ・ザ・イヤー堂々受賞したいと思います
まとめ
というわけで、コンソールを使って即心臓撃破、アセンションをModキャラクターでサクサクと開放していく方法でした。
Modキャラクターで遊んでみよ~と思った時、アセンションの開放が面倒だったので実際にやってみた方法です。
1キャラのアセンション20までの開放が5分もあれば終わるわけですが、数百時間遊んだゲームだとしてもその手間が惜しいので、一括でスキップできる方法があれば良いんですけどねぇ。
まぁなさそうなので、諦めて。「多分これが一番早いと思います」という締め方で終わりたいと思います。
2024年5月15日 追記 UnlockAll Modで一気に全開放
最初に記事を書いてから、UnlockAll ModというModを発見しました。
これは名前通りあらゆるロックされた要素を一括で開放するModで、この記事を書く前に見つけたかったModでした。多分こっちのほうが早いと思います。
サブスクライブして起動するだけで全開放されたりされなかったりします。
特に問題なく動作した方はそのままでOKですが、アセンション開放が上手く行かなかった場合は、一度アセンション無しでゲームスタート→ゲーム破棄……から、キャラクター選択画面を見ると、A20まで開放されているはず。
これで上手く動かないModに関しては、冒頭に書いたコンソールからの手段の方が安定すると思います。
このModで少なくともAigis ModとThe Twin GodsというキャラクターModのアセンションは開放できました。
ただバグっぽい挙動がいくつかありまして。
- 言語が自動で英語になる(設定から日本語に再設定すればOK)
- このModにより全て開放されているのに、キャラクターのレベルアップのカード「開放」の画面が出る(特に悪影響なし)
- (上述の通り)一発で上手く開放できないことがある(再起動やキャラクターを1度スタートさせるなどで対策)
などですね。
ただこういった部分に目を瞑れば一発で全開放できて非常にラクなので、一度触ってみるとよいでしょう。
記事中に画像のあるModの話
最後に本題とは関係ありませんが、キャラクターModの話。気になる方もいるかもしれないので補足しておきます。
記事中に出ていたキャラクターModは
の2つです。
前者は昔から人気の「Marisa Mod(東方の霧雨魔理沙でプレイできるMod)」のバグフィックス版です。元のModも一応日本語化できていたんですが色々バグや日本語の不備が多くプレイに断念してたのですが、それの改善版として出たものでして、(未だバグはありますが)楽しく遊べます。
初期レリックが超強力で、(ざっくり言うと)カード8枚プレイごとにアタックダメージが倍々になっていき、アタックを使用すると1倍に戻るという機能を持っています。そしてそのレリックとシナジーのあるカードたちを活用しプレイしていきます。
原作である東方Projectの要素は当然のことながらありますが、東方のもう一つの軸である「二次創作」のModでもあるという側面もあり、「そう解釈するか~」とか「そのネタを引っ張ってくるか~」というような楽しみ方もできます。
後者はAigis Modという千年戦争アイギスをテーマにしたMod。
なんと1つのModで5キャラクターも新キャラで遊べます。
登場の4キャラは王子、白の皇帝、デシウス(!)、ヴィンセント(!?)、ダン(!!!???)です。
王子、皇帝はわかる。デシウスもわからんでもない。でもヴィンセント!!!??? そしてダン!!!!!!??????
……という驚きがありつつ、非常に原作(つまり千年戦争アイギス)へのリスペクトとゲームメカニクスとしての納得感を感じる素晴らしいModでした。
ちなみに「ダン」はネタのようですが、「奇跡の男」としてアイギスの加護を受けたキャラクターとして描かれます。つまりエイプリルフールネタを引っ張ってきているわけなので、制作者のアイギス好きが伝わってきます。
いや、マジで素晴らしいModでして。「アイギスの能力をそう解釈して落とし込むかァ~~~! あっぱれ!!!!! ちゃんとSlay the Spireでアイギスキャラクターだ!!!」と、常に良い意味での驚きがありました。
アイギスプレイヤーかつSlay the Spireプレイヤーであればぜひとも遊んでほしいModです。
ただどちらのModもバランス調整はかなりプレイヤー有利な調整です。(カードもレリックもオーバーパワーで、真面目にやれば圧倒的に負けが少ないバランス)
綱渡りのリソース管理を楽しむ本来のSlay the Spireとは少し趣が違うので「それぞれの『キャラクター』でSlay the Spireをプレイできる」ということを楽しめる方には遊んでほしいですね。
関連記事・リンク
Slay the Spire感想。気持ちよくない圧倒的神ゲー。
昔書いたSlay the Spireの感想文。この「気持ちよくなさ」がつまりSlay the Spireの面白さなわけですが、Modを入れた時の「気持ちよいキャラゲー」的にも楽しめるなぁと思ったり。
Loadout Mod(steamcommunityのmodページに飛びます)
検証が捗るMod。(Modキャラクター含む)カードやレリックなどを手動で追加・削除等できる。一応機械翻訳されてはいるので、触ればわかると思います。Modを追加すると画面上に色々とレリックが出てきますが、それを右クリックするだけ。
Modキャラクターには攻略wikiなどほとんど無い上に翻訳がガバガバで挙動が謎なことが多いはずなので、カードやレリックの挙動を調べたくなったときに使うとよいかも。
UnlockAll Mod(steamcommunityのmodページに飛びます)
「まとめ」の見出し内で解説した、全てのロックを解除するMod。これで上手く動かないキャラクターModだけ、冒頭から書いたコンソールを使った手動開放をするとよいでしょう。
Slay the Spireに敵うゲーム性を有したゲームはそうそうないですが、それはそれとしてゲーム性以外で評価して面白いゲームもたっぷりあります。
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