2023年に遊んだゲームの感想その6

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ゲーム

あそんだゲームたちの感想をだらりだらりと語る記事です。

8月ごろにあそんだゲームの感想&思考日記。

 

Marvel’s Avengers ☆4

んんんんん? ゲームとしてはただの3Dアクションゲームって感じでした。

ところで僕は今までハルクとシュレックの違いがわかってませんでした。(持ってるイメージが「なんか緑」しか存在しない)

と、言うくらい、かなり歩んできた道と違う属性のゲームかと思いましたが、偶にはこういう映像に力の入ったゲームをやるか、とゲームパスでプレイ。

 

……ヒーローっぽい人たちが、一人もかっこいいと感じないんですよね。逆にすごくないですか。これは生まれ育った環境の違いなのか、なんなのか。

日本でいうと、なんなんですかね。仮面ライダーとウルトラマンとガンダムとセーラームーンとアトムが並んでる感じ? まぁ、子供の頃からそれらどのコンテンツも、(ほかの子どもたちのように)興味を持てなかったというか。(それゆえに上の並びも見当違いな可能性も高い)

 

ゲームにしか興味が持てなかったというか、マリオやカービィやドンキーを走らせていることにしか興味を持てなかったというか。

 

話がそれましたが、結局あらゆる意味でこのゲームは多分対象者じゃないんでしょうね僕は。

ロボットになんの興味もない人がロボットゲーを買う感じ。

いやでもそれでカスタムロボは楽しんでプレイした記憶があるので、やっぱりゲームメカニクスの問題も大きい気がする。

いやでも対象者としてはそういったゲーム部分の問題があろうとキャラ愛で乗り越えられる層なのか?

 

とは言えそれはそれとして、マリオもドンキーもリンクも、さんざんゲームでお世話にはなったものの別にキャラクターとして好きではないので、そもそもあんまりゲームキャラを好きになることがない……のか……? キャラとストーリーを重視したゲームじゃない限り、そもそも好きになる機会がなくない? 極論言えば僕は「Thomas Was Alone」みたいなキャラクターでもゲームが面白ければ別に問題なく遊ぶわけですし。(「キャラがテキトーだから」が遊ばない理由にならないと言ったほうが正確か)

まぁそれは置いといて。

 

でも控えめサイズのハンマーで戦うトール神をモチーフにしたっぽいキャラと、盾で戦うキャラは武器チョイスがいぶし銀で良いと思いました!

……と、そういうなんか特徴的な武器を携えたヒーローっぽいキャラクターで戦っていく感じ。マーベル作品のキャラクターで勧善懲悪の3Dアクションゲームをするかと思ったら! 唐突に繰り広げられる謎の腕が伸びるオリキャラのゲーム!

本当に最悪で、ヒーローの失態を見せられ2章から(たぶん)オリキャラを操作させられるというデキ。プレステ時代のワンピースの謎のRPGじゃないんだから……。

 

ゲーム自体は、なんというかゼルダの伝説時のオカリナって程度のモノでした。悪い意味で。同じような謎解きなんかを高画質でやらされた感じ。戦闘も、まぁ、うん。微妙ですね。

 

「なぜやられたか」「なぜうまく行ったか」の言語化がもやっとしている。表現全体の解像度が上がったせいで、むしろ変に目につく。

のと関係して、ゲームからの「レール感」がナメられてる感じがして嫌なんだよね。

例えばこのシーン、「橋が落ちるぞ!」みたいなシチュエーションで、途切れた足場(壊れかけている橋)をジャンプして乗り継いでいくシーンなんですけど。

視線の先の赤色の物体の「さぁ、ここでジャンプしましょう! このあかいところでふみきるんだよ!」と言わんばかりの主張、ナメられている感じしませんか?

本来橋が落ちているシチュエーションで、こんな露骨に真っ赤なナニかが落ちてること、ないでしょ。

 

そして踏切!

で、これ、結果的に僕はミスってるわけ(キャラクターが左前方向を向いていることがわかると思います)ですが、1枚前から見てほしいんですけど、黄色い車があるじゃないですか。

踏み切ったタイミングで、それが滑り落ちてきてるんですよ。

「ヤベッ、当たる!」と左の「着地できそうな場所」にコントローラーのスティックを曲げるわけですが、そちらは残念ながら「不正解」の道です! 「いけそう」で、「崖を掴むパワー」はあるのに、「不正解」なので落ちます! 正解は、車が落ちてきた赤でフチを強調されていた足場の方でした!

 

……みたいな。まぁ本来ゲームってそういうものだと思いますけど、でも最近のオープンワールドなどを一通り触ったあとだと納得行かない感じありませんか。

上述のレール感ってそういうことで、レール通り進まないと一見正しくても進めない、という。

今思うと、オープンワールドって良くも悪くも「フィードバック」がプレイヤーにしか依存してないのが偉いなぁ、と。まぁそれは置いといて。

 

言い換えるなら、こういうゲームはゲーム都合での「正解・不正解」への介入が非常に大きいと言いますか。「なぜうまく行ったか・なぜやられたか」が実力というよりは「ゲームの想定通りのルートを選んだから・ゲームが想定しているルートとは違うルートを選んだから」という要素を非常に大きく感じてしまう作りだと「感じた」から。

こういうの急に熱が冷めます。もう僕は9割のゲームができないのかもしれない。

逆にビジュアルが大したことないと「ビジュアル以外で遊ぶゲームなんだな」と脳が勝手になっとくして、色々なガバがあっても他の所(主にゲームメカニクスやゲームバランス)で楽しむ覚悟が勝手にできたりもしますね。

 

あとは「オプションで変更不可能な範囲での音の小ささ」とか、「字幕消えるの速い」とか、「オプションにたどり着くための操作が意味不明」とか、そういうなんかもうなんでそんな……言うのも馬鹿らしい、そこらのゲームを数本漁ったら正解があるはずなのにそれすら取り入れないことが平然と「在る」のかが、もう、呆れ散らかすというか。

あまりにも謎すぎて笑ったのは、最後の「オプションへたどり着くための操作」です。

これ、スタートボタンを押してメニューっぽいのを開いた画面の一部なんですが、まず「ん?」と思いませんか?

僕は思ったわけですが、「このボタンたちはなんやねん」と。

気にしつつオプションを開きたいので、オプションにカーソル的なものを合わせるために十字キーを押す。

十字キーを押すと、文字がビミョーに大きくなります。つまり、普通のゲームで言うカーソル移動的なものかと。

上の画像でいうなら「ゲームの再開」にカーソルが当たっている状態です。

最初キー操作したとき「文字があんまり大きくなってなくて見辛ぇし解り辛ぇ~~~www」と思わず笑いました。

 

で、決定するために「A」をおすわけじゃないですか。すると「チェックポイントから再開」が動く。

「いや違う違う」と。カーソルをあわせて、「ゲームの再開」にAボタン(普通なら決定)を押したんだから、「ゲームの再開」をしてほしいんだよ。

で、色々やったんですけど、結果的に画面に書いてあるとおりのキーを長押ししないと、それぞれの項目を実行できない。

じゃあなんで「さもカーソルの移動がごとく」文字が大きくなったのかと。追加で思わず笑っちまいました。なんでやねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

なぜ「手間をかけて」意味不明な実装をするのか、理解できないんですよね。

「頻繁に行うこと」に「ショートカット」を設定するのはわかるんですよ。でも「スタートからひらけるメニューにここまで多様なショートカットを設定する」意味がわからなくないですか?

し、一般的な「スタートからひらけるメニューの操作」ができる「風」に見えるようになっているある種「騙し」感も謎すぎる。

 

あ、でも、起動時の「蜘蛛恐怖症の方」への「蜘蛛っぽいのが出ますよ」の注意書きは偉いと思いました。

全ゲームダウンロード時、あるいは決済前にこういうの出してくんないですかね。僕は別に蜘蛛恐怖症じゃないですが、つまらないゲーム恐怖症なので「このゲームはつまらないですよ」という注意書きを決済時に出しませんか?(陰キャ)

このゲームには残念ながらその注意書きがありませんでした。まったく、つまらないゲーム恐怖症の僕への配慮が足りないのでは???

 

見ている人が不快になりかねない性格悪い陰キャギャグは一旦おいといて(手遅れ?)、ありとあらゆるゲーム、そのゲームに「何が含まれているか」を書いて欲しいですよね。蜘蛛恐怖症に限らず、ありとあらゆる恐怖症が存在するわけで、そういった人たちに配慮するのであれば。

 

幸運の大家様 ☆5

バンドルに入ってたものを、たまに目にするタイトルだったのでふと起動。

選択肢の中から最良を選び取っていくゲーで、Slay the Spireのエッセンスを微妙に味わうとともに、Slay the Spireの素晴らしさを再認識する、そんな感じでした。

 

全体的な効果の翻訳がガバってんなぁという良くない印象。このゲームは効果こそが攻略の一歩目だから、そこガバってると色々不都合が出てくるという話で。

 

それを置いとくと、ゲーム部分はカードピックとレリックピックのみのSlay the Spireって感じで、選んでいく楽しさは多少感じられました。

ただ、選択はできるけど選択肢が少ないというか。Slay the Spireだと存在する「ルート(エリート踏む踏まない、ボス対策、ショップに行くかどうか、焚き火と他のマスの兼ね合いはどうか、とかとか)」「ポーション」「ショップ」などの要素がないため、簡単にプレイできるのとトレードオフで遊びが少ないです。

良くも悪くも浅く、手軽に、という感じ

 

というわけで、レベル12?くらいで飽きました。

ワンプレイが短いのがかなり偉いんだけど、ゲーム部分がよわよわだと差し引きSlay the Spireやるかなぁ~って感じです。

あ、ただ、そもそも、ここまでレベルを細かくするってのも、嫌い要素です。多くても6段階くらいにしてくれ(Very Easy ~ Very Hardで5段階、その他特殊難度)。無段階の難度調整が一番偉いけど、たいてい「うまく調整した」という開発側のエゴで失敗してるので、2~3くらいはほしい派です。

話がそれましたが、多すぎる難度の段階わけはあの神ゲーのSlay the Spireの数少ない嫌い要素なんですが、このゲームで10以上はやりすぎという話。

 

妖精カードローグ ☆4

安っぽいほうの東方Slay the Spire

東方版Slay the Spire。のバズったりしてないほう。あるいは安っぽいほう。高級感のあるほうはデブ霊夢をオマージュしたデブじゃない霊夢でバズってたような気がします。

まぁ、「東方二次創作ゲー」という次元で考えるなら可もなく不可もなく……むしろ可寄りだと思うけど、Slay the Spireが神ゲーすぎるんよマジで。ゲームバランスは当然のことながら、UI、UX面でも他の追随を許さない。

 

全てSlay the Spireとの比較になりますが

「微妙にクリックミスが発生しやすい」

「カードとクリック(ポインタが上に乗ったときのカードの動き)判定がイマイチ。ブルブル震えるような感じになる」

「攻撃したい対象にカードをドラッグアンドドロップしても攻撃できない」

とか……なんでしょうね。細かいところひとつひとつのプレイアビリティの磨かれて無さが、Slay the Spireという神ゲーとの比較になってしまうので妙に目についてしまう。

 

あと効果音が安っぽかったり、音楽の音源が安っぽかったり。

後者に関してはそこまでイヤに感じないけど、前者は結構許せない。

フリー素材丸出しというか、そんな感じ。もしフリー素材じゃなかったとしたらそれを売ってる企業は地に頭を付けて購入者に謝罪したほうが良いレベル。

一番大事な通常攻撃の音が「ガサッ」。「ガッ!」でもなく「シャッ!」でもなく「ガサッ」。ぬるぽ。ガサッ! そうはならんやろと。(??????)

 

そして言うまでもないですが、ゲームバランスはダメダメです。Slay the Spireの芯のところが、うまく引き継げていない。

Slay the Spireって、あらゆる面で全ての選択がリスク・リターンになってるってところあるんですよ。強い選択肢を一方的に通さない「戦術メタを取るボス」が居る。が居るというか、「それと戦う前提でデッキを組まないと勝率が落ちる」というか。

そこらへんは以前レビューも書いたんですが、本当に「あらゆるところに悩ましさと選択(思考)の喜び」がある。イベントひとつとっても「HPを捨ててリターンを得る」か「HPは温存できるが他のデメリットを受け入れる」か「一歩手前で『そもそも雑魚処理』という最低限以上のリターンを得られるマスを選択する」か。そういう選択の悩ましさ。そして「現状に合わせた最も価値が高い選択肢」を拾っていくという体験。人生は選択の連続ですが、Slay the Spireも選択の連続。つまりSlay the Spireは人生ですね。

話はそれましたが、一方この「妖精カードローグ」はどうかというと、「イベントマスを踏んだら体力マイナス2!」みたいなイベントが起こる。

すごろくかよ。

「運の中で最善を尽くす」。「ハテナマスという不安定な要素の中においても、(基本的に)存在する選択肢を選ぶ」という体験が面白いのであって、妖精カードローグのハテナマスにある「結果のみ」は、あまりにもSlay the Spire(ひいてはゲーム)を勉強してなさすぎる。選択の喜びが薄いんですよねぇ。Slay the Spireで一番近いのはルーレットマスですが、あれもゲームてきな演出がしっかりしているから(内部的にはディーラーにナイフに刺されていることが確定していても、ルーレットを回すという演出によって)プレイヤーとしては感情の上下があり、ハテナを踏んで「体力マイナス2」よりも「しょーもな」感が良くも悪くも低い。

その、あらゆるパクリゲーに思うんですが、「神ゲーをパクるんだから、神ゲーをちゃんとパクれよ」ってはなし。

 

と、文句が長くなりましたが。でもやっぱ東方ってだけで、嬉しいよね。結局東方二次創作ゲーは、東方厨としてはそこに対する喜びも大きいわけで。

微妙なアレンジではあるけど、やっぱり東方曲のフレーズが聞こえてくるだけで心躍るし、それがマイナー名曲である日々是紅日のアレンジである喜びがあるし、リリーホワイトは可愛いし、リリーホワイトは可愛い。

 

ただ…………最大の問題点は、結局Slay the Spireで魔理沙Modでも遊んでた方が楽しいって話ですよね。

ここらへんで(見出しとして)挟むかどうか悩みましたが、しばし魔理沙Modなどを含むSlay the Spireにまたハマってました。まぁ以前散々褒めまくったので、ひとつの見出しとして語るまではしません。(一応魔理沙Mod攻略記事も書きかけ放置しているので、もしかしたら、もしかしたら、もしかしたら、いずれそれが日の目を見るかもしれません)

 

まぁ、その余波でこの「妖精カードロード」をプレイしてみるか、と思い立ったわけですが……上記の評価の通りですね。

強く東方が好きで、Slay the Spireのゲームの面白さと比較して「Slay the Spireの素晴らしさ」あるいは「Slay the Spireライクの良いところを探す」という僕のようなゲームの面白さを探すことが面白いという偏屈オタクゲーマー以外にはオススメしませんねぇ。

 

Touhou Gensokyo Survivors ☆5

なにかものたりない

Vampire Survivorsの東方パクリ版です(直球)

 

アイテム選択にBackpack Heroっぽい要素がありまして(未プレイ)(インベントリがパズルみたいになってる)(同じく未プレイだけど、バイオ4の武器インベントリもそんな感じになってたような?)、それがちょっとした特徴になってるのかな。

Back Pack Heroみのあるアイテム取得画面

でもなんというか、そもそもヴァンサバの良さって「シンプルにステータスが増えていって、シンプルに一掃する」ってところなわけで、こう、アイテムの取捨選択だとか、どう置いたら効果的だとか、そういう脳みそを使う要素って完全に「Vampire Survivorsライク」としては蛇足なんですよね。

勿論要素を足すとゲームとしての深みがまして面白くなる可能性は増えます。でも、違うんですよ。「Vampire Survivors」の「ライク」を名乗るのであれば、方向性が違う。如何にシンプルに、削って、中毒性を増す演出を増やすか、というところに着目しなければ「Vampire Survivorsライク」にはならない。

最近Vampire Survivorsライクを名乗ったただけの「成長ランダムピック系ツインスティックシューター」が増えてきているの、本当に憂慮しています。

まぁ、「ローグライク」とかと同じように、ジャンルというのはガバガバであるのが世の常な気もしますが。おもしろゲームの要素をジャンル付けしておけば客は釣れるからね。もちろん「東方」の看板もそう。

 

話はそれましたが、他で例えるならパーマデスでスッキリ1プレイが終われるのがローグライクの良いところなのに、やれ引き継ぎ要素だとか周回によるアンロックだとかレベル引き継ぎだとか本当に馬鹿らしくないですか。ローグライクなのるのやめて「RPG」を名乗ればいいのにと。「ローグライク」と書くとコアゲーマーに売れるから仕方ない……のか?

 

話がそれましたね。

というわけで、普通にVampire Survivorsをやるべき……なんですが、でも、このゲームの素晴らしさは、そんなどうでもいいところではなく。

 

めちゃくちゃ原曲の意識が強くノリ良いアレンジが聞けること!

そして! あの!「少女綺想曲 ~ Dream Battle」の「パァン!」に合わせてゲームスタートできること!

人間の三大欲求と言われる、東方欲・原曲重視アレンジ欲・音ハメ欲を満たしてくれるハッピーなゲーム

いや、まぁ、PVの時点でその表現を見ることができるので、PVだけ見とけばいいってのは野暮で。

 

自分が「さぁ、どんなゲームなんだろう!」と思いながらスタートボタンを押して、あの原作よろしくどぅるどぅると怪しい音がなって、「GO!」の表示とともに「パァン!」する気持ちよさ、全人類(少なくとも全東方厨)に味わってほしい

間違いなく今年遊んだゲームの中で「気持ち良い演出で賞」の東方厨審査員特別賞を受賞するレベル(???

 

ゲーム本体は120円だったのですが、その「パァン!」から始まれる素晴らしい「少女綺想曲 ~ Dream Battle」アレンジを聞きながらVampire Survivorsっぽいゲームができるだけで600円くらいの価値がありました。クソ薄い本1冊に1000円近く払う金銭感覚が狂った東方厨並の感想としてですが。

 

まぁアレンジ楽曲重視の方向で評価するとしたらそれはそれで「キャラ8体いて、それぞれにテーマソングがあるのに、少女綺想曲だけしかないんかーい!」とかいうツッコミはある。

使用可能キャラは8体だが、曲は1曲だけ

恋色マスタースパークや広有射怪鳥事やセプテットや狂気の瞳やその他その他のアレンジは!? ききたい!

そして原曲厨である僕にそう言わせるほどの少女綺想曲のアレンジであったということでもあります。

ベースが意味わからん動きしてるのが、本当に良い。

 

良質な少女綺想曲のアレンジを聞きながらプレイできるつまんないVampire Survivorsライクゲーと思ってプレイしたら、120円以上の価値は十分あると思います。

繰り返しになりますが「東方2次創作・Vampire Survivorsライク」である期待をしてプレイするゲームではないですが。

それを期待するのであれば、「ヘッドハンターばんきっき」をオススメしておきます。(全く深く触れては居ませんが感想も書いてます)。2022年にあった「東方ゲームジャム」というオンラインでのゲーム開発イベントで発表? されたゲームなんですが、十全にVampire Survivorsだったので。

いや、まぁ、東方要素を加味しなければ、Vampire Survivorsを普通に遊べば良いと思います。

 

アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション ☆4

3以降に最高傑作が存在しないっていうのヤメロォ!(穿ち過ぎ)

 

グラディウスのアーケード版の1,2をプレイするがためにSwitchで購入。したあとにSteamでも持ってることに気づいた罪深積みゲーマー。(ゲキウマ”つみ”ゲーギャグ)

 

わりと最近PS2のグラディウス3&4が遊べるタイトルを購入してプレイして、妙にグラディウス欲が高まっていたため。(これは見出しにもしてませんが、普通にグラ3,4がプレイできるPS2ソフトを買ったよってだけです)

 

収録ゲーム自体は特に不満はありません。人によっては遅延やら再現性やらなにやらと問題あるのかもしれませんが、少なくともPSPのグラディウスコレクションでそれぞれ1~2周程度遊んでいた程度のふんわり勢には「フツーにグラディウスを遊ぶことができた」というだけで十分心が満たされます。

 

でも、一番キレそうになったのはメニュー画面。

選択の音がデカすぎ。

 

起動したあとの僕の心の中を解説しますね。

僕「うわぁ~! 懐かしいゲームの苦心BGMだぁ~!」

(別なゲームに切り替え)『カッ!!!!!!!!(切り替え音』

僕「ッ!!!!!!!!!????????(ナニゴト!?)」

僕「あー、メニューの選択音か~w KONAMIさん音量調整ガバってるよ~w やれやれしかたない、オプションでちょっぴりSE下げるか~w 「カッ!!!!」「カッ!!!!」「カッ!!!!」(オプションを探すためにゲームをいくつか切り替える音) …………は? オプションないんだが?」

 

と、この夏一番ゾッとしました。本当にあった怖い話。

と、言われて確認する皆様は、多分「言うほどでもないだろw」と思うかも知れませんが、初見時の衝撃たるやついついデカ過ぎて笑ってしまいました。効果音がBGMの2倍くらいのデカさで鳴る。

信じらんねぇ~。この時代のゲームなんか音楽の魅力が10割なんだから(言い過ぎ)。ゲームプレイ前に1枚絵と音楽だけでワクワクできるわけで、音楽を汚す要素など絶対に実装すべきではないだろうに。「うわぁ~! 昔のゲームがいっぱいプレイできる!」というどうせたいしてやりこまないクラシックコレクション系ゲームのワクワクの気持ちを効果音がデカ過ぎて気持ちがそっちに持っていかれれる(=ワクワクを破壊する)という1点のみで底抜けにクソです。

 

制作者側で「あれ、なんか音デカくない?」って言う人いなかったんですかね。いや、音がでかいことにキレてるわけじゃなくて(いやキレてるけど)、作ったやつが過去の名作を寄せ集めてあぐらをかいてそこ以外を極めて適当に作ったことにキレてる

なんか「とりあえず老人が買う寄せ集めを作りましたけど?」みたいな雰囲気しか感じない。「どう調整すればユーザーが良い感情を抱くか」みたいな配慮が1ミリも感じられない。

「昔のゲームを詰め合わせて最低限とりあえず作りましたけど?」って声がゲームから聞こえてくるんですよ(重めの病気)

あるいは耳が遠くなりつつある老人に向けてあえて効果音を大げさにしてる説……!?(たぶんない)

 

あとは起動画面で放置してたらなんらかのデモ画面出してほしかったよね。昔のアーケードゲームよろしく。そういうとこだぞ。

 

でも、手軽に、レトロゲーが出来るってのはやっぱりスイッチと相性が良くて、良いゲームだと思います。でもそれは収録されているレトロゲーが良いゲームなのであって、それを揃えた一歩手前の部分はゴミです。

 

「クラシック系」のエミュレーターとして期待する水準って、スイッチのスーファミのやつなんですよね。

つまり、巻き戻し、セーブスロット4つ以上。項目や機能は最低限あってほしいです。(言うてそれはそれでゲームの速度変更とか、キーコンのさらなる充実とか、画面遷移の最適化とか、文句はたくさんありますが。なのであくまでも最低限の水準)

一方わざわざ「クラシックコレクション」として独立したタイトルと作ったから「(Switchの)総合的なクラシックエミュレーター」よりも劣る、というのは普通に許されない甘えじゃないですか。セーブデータ一つってなんでやねん。wii Uかよ。

 

あと巻き戻しがないとイマドキやってられなくないですか。いややるんですけど。僕は言うてもスーファミのゲームなどをギリギリリアルタイムでプレイしていた老害なのでやるんですけど、イマドキ基準で考えたらクソ仕様。というか、やり直し前提でプレイ時間(やインカム)を稼いでいた時代のゲームなわけで、イマ基準で考えたらシラフだとやってられない。

そういう意味で巻き戻しのあるロックマンレガシーコレクションとかは偉かったんだよねぇ。カプコンしゅき。このゲームは最低でした。ほんとコナミくんさぁ(ここ最近の動向を逡巡してクソデカため息)。

 

でもやっぱグラディウスは最高なんだよなぁ。

グラ2のタイトル→武器セレクト→宇宙→炎の惑星群

のBGMの流れ、あまりにも素晴らしすぎる。

 

と、中のゲームにはやはり(思い出補正もあるけど)褒めポイントは当然出てくるけど、そうじゃないところには文句ばかり。他にも収録タイトル数とか……と無限に文句を言えますね。

その点タイトーの「イーグレットツー ミニ」とかは40タイトル入ってて素晴らしいんですよね。しかもモニターも、さらに一般的には最低1万円くらいかかるアケコン(小さいけど)も実質ついているわけですし。(いつも通り買って積んでます)

とはいえ個人的に筐体いらないんで全タイトル収録した「コレクション」をSteamとかで売ってくれればいいんですけど。

 

話はそれましたが、元のゲーム達は☆4~6くらいで平均5。そこにエミュレート部分などの「雑な仕事しやがって」で-1で、☆4です。

 

 

いろいろえっ なゲーム

積んでたり新しく買ったりしたえっっっなゲームを色々と。

 

健全ブログですので詳しくは語りませんし語れませんが、Steamで発売しているゲームで言うと、ニンニン☆妖怪大戦争と大セン◯。いやでも後者に関してはヌードタグついてるから語らない方がいいのか……?

まぁ、でも、これは僕がえっ なゲームばかりしているドスケベゲーマーだと勘違いされたら困るので言い訳をしておく(ドスケベではないとは言っていない)と、「スレスパライク」や「Vampire Survivorsライク」のゲームと、「報酬(意味深)」がどういう融合を果たしているのか。そして、それら傑作二本のゲームメカニクスから、どこを芯として転用しているか。この作品におけるオリジナリティは原作にどういった価値を付与しているのか、というようなところを見ています。ホントダヨ! ホントダヨ!

 

で、両者「オリジナル要素が見事に原作への蛇足となっている」という感じでした。いや、もちろん、より磨き、発展させれば面白くなりそうな気配はありましたが。言い方を変えるなら、もう3歩くらい「理想」に距離がありそうな。結果的に「蛇足」になってしまっているというか。

 

綿密に語るとまた長くなるので、多少の無理筋はありつつ少しだけ語るとするならば……

ニンニンはSlay the Spireを前提にして考えるならばコントロール可能な「積み上がる」要素が多すぎる。主に忍術?要素。ターン経過によるポーションみたいな感じですが、それが非常に強力。そしてそれを「稼ぐ」ことが可能であり、その「稼ぎ」が面倒。Slay the Spireの良いところは「稼ぎ」が基本的に存在せずにどうでもいいところで時間を取られないってところがありますから。

さらにカードやレリックなどとの組み合わせで明らかにオーバーなほどスケールしていく。など、やはりゲームバランスとプレイアビリティ面でも劣っている。えっ 要素もあまりうまく組み込めている気がしない。プレイテンポを阻害しかねない、妙なタイミングでのシーンと、敗北CGくらいでは。(ちなみに「敗北CG」という概念そのもの(負ける必要のない場面で負けるのがRPGの経験値稼ぎのよう)があまり好きじゃないから、僕自身はえっ なゲームの文法に向いてない説はある。……けどそれなりのゲームに、普通にクリアしたら敗北CGも解放、みたいなのもあるから調整次第だとは思う)

 

そしてセンカは逆に厳密な火力(や対策)が必要になってしまっている。「自分がやられる」だけが敗北条件である本家バンサバは「逃げ回る(間に火力を増す)」という戦略が取れるんだけど、センカはそれに加え「敵が右から左の一方通行で、左の拠点に到達するとダメージ」という仕組みであり、強制的に敵を打ち負かす仕組みが必要になるんだよね。で、その対策としてタワーディフェンス要素のように「タワー建設」がメカニクスとして存在するんだけど、タワーの強化がバンサバよろしくレベルアップによるランダム強化しか無く、「一番安定して欲しいタワーの火力」を安定させることが困難なんですよね。

んであれば、やっぱり変にオリジナリティを出すより、えっ要素のあるふつうのVampire Survivors作ってくれたほうがよかったかなぁ、と思ったり。そういう意味で、これはSteam版も無いのでタイトルは伏せますがオプション的な扱いでの「もう1キャラ」を使役できるようなVampire Survivorsライクのゲームがありまして(タッグシステムVampire Survivorsみたいな)、ゲームバランスは大味になってしまうもののキャラコンの楽しさが新たにあったように感じたりしたのもあったので、ちょっぴり面白く感じました。

こういうの、Noteとかで語ったら怒られるんですかねぇ。えっ を語るに厳しい世の中ですねぇ。そういうのを販売しているサイトでの創作物の表現ですら規制が強くなっているので……真面目な話、本当にだれが得(あるいは損)しているのかさっぱりわかりませんね。

結局ここから地続きで「本当に面白いゲーム」がなんらかのくっだらない理由で毀損されるんだろうなぁという諦念がありますね。既に片足というか半身くらいAAAタイトルなんかは毒されているような気もしますが!(と書いて追記ですが配慮を色々としたHYENASとかも販売中止になったり……これも、もっとウケそうな見た目でさえあれば、もっと興味を持たれて、費用回収が見込めて出されてたんだろうなぁと思ったり、ね)

 

と、いう意味で、逆に言えば新鮮なプレイ体験のあるゲームがえっ なコンテンツを取り扱っているところから出る可能性が濃いのでは? という希望もわりとあったり。

キャラクターやグラでゲームの面白さが変わるというのであれば、普通のゲームでは(規制的な意味合いで)できない表現ができるということ。つまり新しい面白さを含んだゲームを掘り起こす場になりえます。

それに、別につまんねぇゲームでも「報酬」のあるゲームと、「報酬」すらない一般ゲーだったら前者の方がプレイモチベを強く保てるというのもあるし。1万回は主張してきていますが(言い過ぎ)僕はJRPGアンチなんですけど、0点のJRPG体験をするくらいなら、そこになんらかの報酬で少しでも価値が付与されたものがプレイしたいという気持ちはイチプレイヤーとして普通にあります(それはそれとして別におもんないので必要ないとは思いますが)。

もとよりえっ 要素以外の報酬(音楽やストーリー)でJRPGでもプレイしてきたタイトルもありますし、プレイ報酬にどういうものを設定するか、というだけの話でして。

そういう意味でゲーム開発初心者こそ「最後までプレイしてもらう」に主眼を置くのであれば、(たとえ安易だと言われても)「報酬」という餌で釣ってゲームプレイさせるというのもひとつのテクニックなんじゃないか、と思ったりします。邪道ではあるけど、王道を歩めるほどの広義のチカラがないのなら頼るのもありかなぁ。などと。(まさにアイギスはそれで伸びたと感じています)

そして最後までプレイされやすければ、それだけ正確なフィードバックももらえる可能性もあがりますし、フィードバックがあればそれを元に改善していくことも効率的ですし。

で、そこで学習した優れたプレイ体験を応用し、普通に全年齢向けにゲームを作るだけ。

……みたいな考え方、甘いんですかねぇ。たとえ えっ で釣っても、全年齢向けに開発したほうがプレイヤー数が多くなるもんなんでしょうかね。いやでもこれは最初釣りサムネでチャンネル登録者を稼いで、後々ちゃんとした動画を出す動画投稿者のように再現性がありかつ(最初の炎上さえ乗り越えれば)名無しが成り上がるのに定番の手法かと思うんですが。

 

と、話はそれたりしましたが、ゲームメカニクス的な面での面白さをも追求したえっ なゲームが今後出てくるんじゃないか、と思ったりしています。AI絵を活用した報酬を設定するという、えっ 要素での競争が終わったのなら今度は「ゲーム」での競争がおこるはずで。そうすると報酬も素晴らしい、面白いゲームが出てくるはずで……!

みたいなことを期待したいなぁ。えっ 界隈のゲームには。

僕は別に対象年齢を問わず、表現方法も問わず、ただただ心動く、面白いゲームをプレイしたいだけなので。

 

余談ですが、以上遊んだニンニンと大セン◯はそれぞれ☆4~5くらいです。元のゲームが優れすぎているので、やはり最低限は楽しめました。が、それ故に☆4~5くらいに落ち着いている感じです。

 

まとめ

というわけで、2023年に遊んだゲームその6でした。

獣王園(その7で出てくるはず。と言っても感想自体はnoteに書いてますが)へのつなぎとして遊んだタイトルが多く、あまり期待していなかったわけでして、さらにそれを裏切っておもしろい作品があった、ということもなく。

淡々と期待してなかったゲームがその通りの返答をくれた、という感じでした。

 

とはいえまぁ遊んだ理由が「僕にとっての神ゲー(つまりSlay the SpireやVampire Survivors)がなぜ面白いかを考える切っ掛け」的な理由が多かったので、あまり突き抜けて面白いことを期待してなかったのでダメージは少なかったです。(という意味でInscryptionなどは期待していたからこそクソボロに貶したという)

 

ただ、ここに書いている以外にもそこそこな本数のえっ なゲームをプレイした結果、イマはまだちょっと色々ゲームの完成度的には厳しいものの、フツーにゲームとして面白い作品が今後出てきそうな息吹を本当に感じていて、今後動向が気になります。

が、そんなことをしていたら積みゲーがさらに積み重なっていき……棺桶にまでSteamは持ち込めないわけで、詰んでますね。僕は早く天国でゲームをプレイし続ける概念になりたいんだが(天国に行けるとは言っていない)

 

 

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