NHKで28日から3夜連続で放送される、岸辺露伴は動かないシリーズの1話目「富豪村」をリアルタイムで見ました。
普段殆どテレビやドラマをみないんですが、なかなか面白かったし興味深い内容だったので、その感想を書いていきます。
高橋一生主演。岸辺露伴は動かない「富豪村」感想
いやぁ、なかなか面白かったです。富豪村。
普段テレビを全く見ないので高橋一生さんも名前くらいしか聞いたことなかったんですが、あるシーンでのジャンケン小僧を打ち負かした時並みの「最高の気分」を感じて熱いリスペクトを感じた。
高橋一生さんの「最高の気分だね。ガキ負かすのはね」という原作露伴の強い意志の伝わる演技だった。#岸辺露伴は動かない
— ひきこもりたいとも@おうち生活の充実 (@hikitomori) December 28, 2020
でもこれ原作知らない人が見ても展開に脳が追い付かないのでは? という気持ちしかなかったw
新しいマナー違反。「マナー違反をその場で指摘すること」
原作での展開とはかなり異なっていて、最終的に原作よりもむしろ窮地に追い込まれていました(トウモロコシを食べるときに片手を失っていた)
しかし、そこはさすが露伴先生、「相手が不快に思うことをマナー違反」と定義し、「マナー違反をその場で指摘する」という一究のマナー違反を指摘し、無事帰還。
「マナー違反をその場で指摘する」というマナー違反をその場で指摘する岸部露伴。#岸辺露伴は動かない
— ひきこもりたいとも@おうち生活の充実 (@hikitomori) December 28, 2020
無限ループって怖くね?
「オレ様」である岸辺露伴が自分を棚に上げるのは、もはや自然界の摂理のようなもので、神も許したということか(適当)
マナーとは何か? 本質を考えよう。
富豪村、原作では「マナー違反は白か黒か」という論調だった。
しかしわざわざ原作にはない「指を洗う水を飲んだ賓客に合わせて水を飲んだ」というエピソードを用いて「マナーは白黒じゃあなく、不快に思わないこと」という揺らぎこそが逆に正しいという話になっていた。#岸辺露伴は動かない— ひきこもりたいとも@おうち生活の充実 (@hikitomori) December 28, 2020
上記ツイートでだいたい書き切ってますが、マナーって本来「相手に不快に思わせないためにとる特定の行動」を指すと思うんですよね。
ただ現代ではその「特定の行動を取っていない」ことを「マナー違反」と指すようになってます。
そして、人類はそれにより「後天的不快感」とでもよぶべき、本来ありもしない嫌悪感を抱くことになります。
例えばAという国の人は「食事の後に大きなゲップをすることが『ご飯が美味しかった』の合図である」というマナーがあったとします。
ただ、それって日本人としてはは受け入れがたいです。
しかし、「美味しかった」の合図でAはやっているわけで、そちらの国に合わせるなら「喜ぶべき表現」になるんですよ。
それにそもそもゲップって別にただの音です。
それに不快感を抱くのは「ゲップはマナー違反」という教育を受けてきたからこそなんですよね。
これが「後天的不快感」です。
「自分が不快になったから、マナー違反」という断定をすることが最近増えている気がします。
何度も書きますが、本質を追うと、マナー違反は「相手を不快にさせないこと」です。
そういった思考をする良いきっかけになるアレンジのあるドラマだったと思います。
面白かったので、明日も見たいですね。
ちなみにこのドラマを切っ掛けに、原作を読んでみたいと思った方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
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