【ネタバレあり】ケンガンアシュラ ベストバウトトップ3

漫画

皆さん、ケンガンアシュラはご存知ですか?

マンガワン(厳密に言うと裏サンデー)で最初期から連載していた、サンドロビッチヤバ子先生原作の格闘漫画です。

(画像はケンガンアシュラ連載前からweb漫画として公開されている『求道の拳』から)

 

続編である「ケンガンオメガ」もめちゃくちゃ盛り上がってますね。

 

というわけで、今日は「ケンガンアシュラ」の中でも、最も好きだった戦い、ベストバウトのトップ3を勝手に決めて発表していきます!

 

 

 

ネタバレありだよ!

さっさと漫画原作で全部読もう!

 

 

 

 

 

 

 

と、いうわけで、ネタバレ全開で僕が好きだった名勝負を紹介していきます。

 

3位 土俵の喧嘩屋「鬼王山 尊」 vs プロレスラー「関林 ジュン」

9~10巻の戦い。

 

関林は「プロレスラー」としての美学を持っている。

プロレスラーとしてどれだけ攻撃をされても「ガードをしない」という、「受けの美学」だ。

この試合まで何度か関林の戦いは描かれてきたが、そのいずれもその美学を貫いた。

 

この試合でもそれは一貫している。

 

どれだけ殴られても、ガードをしない関林。

これが「俺のプロレス」だ。

 

どれだけ蹴られても、ガードをしない関林。

骨が折れようが、肉が裂けようが知ったことかよッッッ!!!

 

「プロレス」を守る関林と、「相撲」ではない技を出す鬼王山。

「激旺」という頭からの突進技を鬼王山が繰り出し、ガードをせずに倒れる関林。

 

攻撃後立ち上がれず膝をつきながらも、勝利を確信した鬼王山。

 

……しかし

プロレスラーは、何度でも立ち上がる。

この言葉とともに、倒れたはずの関林が立ち上がる。

 

漫画の中で、主人公の相棒である山下一夫が試合を見ていて、ブルブルと震えながら「ウオオオオオオ!」と叫ぶシーンがあるが、僕もこのシーンで思わずウオオオオ! と心の中で叫んだ!

 

その後、立ち上がれなくなった鬼王山は、関林に敗北する。

お前、良いエンターテイナーだったよ。

という関林のセリフが、「土俵の喧嘩屋」としてではなく、「プロとして(=客を楽しませる)の格闘家」であることを認める展開であることが分かると、非常に熱い。

 

 

2位 絞殺王「今井 コスモ」 対 阿修羅「十鬼蛇 王馬」

22巻。

この試合の前試合からのコスモ株の上がり方が凄い。

 

前試合(コスモ対アコヤ)のコスモの戦いに対する価値観の変化……

負けたら「次」なんてないんだッ!!!!

というセリフでコスモの戦いに対する覚悟。

 

そして

俺が好きなのは、「闘うこと」じゃなかったんだ。

俺は、「勝つこと」が好きなんだ。

という闘いに対するコスモ自身の気づき。

 

そしてお互い試合等の影響でボロボロになっているにも関わらず、試合直前にコスモから発せられる

今の俺は、俺史上最強だ。

の言葉。

 

超成長中&ボロボロのふたりのシノギの削りあい。

どんなに苦しくても一歩…………

また一歩…………

 

苦しみを耐え、一歩でも多く歩み進めた者が、

勝者となるんだ。

お互いが命のスレスレのやりとりで、どんどん成長していく。

 

コスモと共に成長していく王馬に対して、コスモの師匠である暮石が発する

「求道者タイプ」とでも言うんスかね?

中略

……一人、同じタイプが知り合いにいるッス。ああいうのは手強いッスよ。

と、求道の拳の池内面太郎を想起しながらのセリフは、背筋がゾクゾクする。

 

この試合は静と動が激しく交差するバトルだが、「絞殺王」がまさかの締め技を喰らい、決着は静かに終わる。

 

試合後、もともと少しチャラいキャラクターと描かれていたコスモが涙を流しながら発する

終われない。終わってたまるか

という台詞が目頭を熱くする。

 

 

1位 弱者「金田末吉」 VS ボクシング世界王者「ガオラン・ウォンサワット」

13巻~14巻

自分を「弱者」と称する、トーナメントの中でもっとも体格や力に恵まれていない金田末吉とボクシング世界王者であり作品中上から数えたほうが早い程度に実力のあるガオランの戦い。

 

ガオランは初見で金田のことを「凡骨」と評し、戦う前に大会のことを「見世物(ショー)」と見下している。

戦士の戦う場所ではない。

という台詞もあり、金田をまともに対戦相手として認めない。

 

その言葉の通り、ガオランは途中まで金田に対して手を抜いて戦う。

しかし、その態度に金田はブちギレる。

 

「弱者」が「最強」目指して

何が悪いんだよ!!??

この金田の啖呵にガオランは本気を出して戦う。

 

しかし、金田の得意技は相手の行動を研究し、「予測(先読み)」すること。

相手の本気状態の研究を重ねてきたからこそ、「本気を出した相手に対し」本来の実力が発揮される。

 

本気を出したガオランと、それを予測していた金田の戦い。

10手で試合は終了するが、それでも非常に濃密で熱い「本気の戦い」だった。

 

僕は弱者が強者に立ち向かシチュエーション好き好き協会会長であるため、このシチュエーション非常に燃える。

 

ツイートもしたけど、まさにこれ。

 

 

負けるとわかっていても立ち向かわなければならないけど、負ける。

当然だが、それが「美しき終わり」を引き出す。

 

闘いのあとガオランから発せられる

良き闘いだった。

今は眠れ

強敵(とも)よ。

このセリフが、まさに「美しき終わり」だ。

勝者がかける言葉がまたかっこいいんだよな。

 

 

まとめ

連載をリアルタイムで追っていた時はちょっと中だるみがあるなぁ、と感じてましたが、改めて全巻一気で読むとあまり気にならなかった良作です。

マンガワンってアプリで読めるので、超おすすめ!

 

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