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もともとwebマンガ出身の作者が多い中でも、ひときわ尖ったマンガを書く「岡部 閏」先生の最新作、「夜人」(”よるひと”と読むのか、”やじん”と読むのか、はたまた別の読みか……)。(2018/07/17追記:なんと”よるんちゅ”みたい。 7/21追記:と見せかけてやっぱ”やじん”みたい。)
岡部先生の過去作である「世界鬼」、「グッドナイトワールド」の両作品ともに不気味な雰囲気のある作品だった。
だが、今回の「夜人」は今まで以上に不気味な作品になっている。
あらすじ
霊? が見える少女「恩田 衣子」。他人には見えない霊が見えている上、霊が出す音も聞こえているため、非常に霊を嫌っている。
ある日風呂上りに霊にじっと見つめられていたのを無視していると、とうとう霊に触られる。「むに」と、胸を。
それに怒り霊を追い払おうと、首に巻こうとしていたチョーカーを投げ捨てながら追いかけるも、霊は消えてしまった。チョーカーは洗面台の横の隙間に落ちた。
翌日衣子が学校に登校すると、後ろの席の「空木」にチョーカーはどうしたの? と聞かれ無くしたと答える。
それに対し空木からは「脱衣所の洗面台の横の溝とか見てみた?」と言われ……
と、まぁ、そんな感じです。
何がおすすめかって、この作者さん特有の「不気味さ」がところどころで出てきて、着実に進んでいるのに心のどこかに気持ち悪さを抱えながら進んでいる感じにたまらなくゾクゾクするところです。不気味を感じたい時にはぜひ。(不気味を感じたい時があるかは知らない)
世界鬼は序盤面白く読めたのですがラストあたりは正直わけわからんかったです。そしてグッドナイトワールドは最後まで面白さが息切れすることなく続き、ラストもかなりお気に入りの終わり方をした名作でした。
そこからのこの作品。続きが気になる。
3話までしか読んでいない時点でおすすめするのはどうかと思いましたが、グッドナイトワールドがかなり好きだったので、その作者さんが書くならとおすすめした次第です。
余談だけど絵がどんどん上手くなっていってて、絵的には読みやすいのに内容的には不気味さアップで読むのがしんどくなってます。いいことだ。内容も世界鬼、グッドナイトワールドと3段飛ばしくらいで話の作り方がうまくなっていたので、この作品には期待しかない状態です。
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